2022-01-01から1年間の記事一覧

子どもは、生まれたときから、子ども自身をリードするリーダーを授かっています。自力で歩くことを修得することや、母国語の会話能力を修得することが可能なのは、リーダーがリードしているからです。たし算 2+5= も同様です。

2歳児でも、 3歳児でも、 自分自身をリードするリーダーを、 生まれながらに、 内面に授かっています。 親から、 「歩き方を勉強しましょう」と誘われなくても、 子どもの内面に授かっているリーダーが、 子ども自身をリードして、 近未来に歩くことを目指…

子どもの内面のリーダーにリードされて、自力で集中を切らせて、自力でボ~ッとしています。リーダーのリードの対象が、突然に計算に入れ替われば、自力で答えを出し始めます。8+4= のたし算を例にします。

7+6= 、9+3= 、8+4= 、・・・・・・。 たし算 100問の途中で、 何回も、集中が切れてボ~ッとする子です。 7+6= の 7 の次の 8 から、 8、9、10、11、12、13 と 6回数えて、 7+6=13 と書く子です。 自力で計算できます。 こ…

たし算の数える計算の数えるスピードは、4以上を足すために、4回以上数えるスピードが、3 を足すために、3回数えるスピードと同じような速さになれば、問題とその答えを組にして、頭に残すことができます。

1 を足すたし算の 3+1= は、 3 を見て、「さん」と認知後、 「し」と数えて、答え 4 を出して、 3+1=4 と書きます。 少し意識して、 数えるスピードを速くできれば、 問題 3+1= と、 答え 4 が組になって、 頭の中に残ります。 2 を足すた…

数えて答えを出す計算で、数えるスピードが速くなれば、問題と、その答えを組にして頭に残せるようになります。4 を足すたし算と、5 を足すたし算で、「十分な練習のスピード」を出すことができれば、6 以上を足すたし算でも、「十分な練習のスピード」を出すことができます。

3+1= の 3 を見て、 「さん」と認知して、 +1 の 1 を見て、 「し」と、1回数えれば、 3+1= の答え 4 が出ます。 5+2= の 5 を見て、 「ご」と認知して、 +2 の 2 を見て、 「ろく、しち」と、2回数えれば、 5+2= の答え 7 が出…

筆算のたし算の繰り上がりがあるときの虫食い算は、難問です。繰り上がり数 1 を、どこに足すのかが難しいのです。パターン化して、ゲームにします。

の計算は、 シンプルなゲームです。 66 の一の位の 6 と、 91 の 1 を、 上から下に見ます。 上から順に、 6 、〇 、1 が見えます。 これをゲームにすれば。 「6 に、何か( 〇 )を足して、1 にする」です。 式に書けば、 6+〇=1 です。 〇 …

筆算のひき算の虫食い算です。繰り下がり計算になっているために、計算の仕方をつかみにくくなっています。同じ実況中継型リードを、繰り返し見せることで、つかませることができます。

の計算の流れを、 つかめそうで つかめないままの子です。 計算自体は、 シンプルなゲームです。 85 の 5 と、 56 の 6 を、 上から下に見ます。 上から順に、 5 、〇 、6 が見えます。 これをゲームにすれば。 「5 から、何か( 〇 )を引いて、6…

計算から離れて、ボ~ッとするから、ゆるんだ気持ちになります。ゆるんだ気持ちのままで、少し努力して、1~2秒間の速いスピードの数える計算で答えを出してしまえば、注意深い気持ちに入れ替わります。行動が先です。

8+4= 、6+7= 、4+5= ・・・・・・。 100問のたし算を計算しています。 8+4= の 8 の次の 9 から、 4回、9、10、11、12 と数えて、 答え 12 を出して、 8+4=12 と書く子です。 数える計算です。 6+7= も、 4+5= も、 …

7+6= の答え 13 を、8、9、10、11、12、13 と数えて出す子は、数えることに意識を集中させています。この子に、7 と 6 の組と、その答え 13 に意識を向けさせることは、とても難しい指導です。

7+6= の 7 を見て、 7 の次の 8 から、 +6 の 6 回だけ数えると決めて、 8、9、10、11、12、13 と数えます。 このように数えることで、 答え 13 を出して、 7+6=13 と書く子です。 数える計算に慣れていて、 楽にスラスラと、 速…

8326÷2= のようわり算を、筆算に書き直さないで、このまま計算できるパターン化された計算があります。捉えどころのないパターンですから、つかむまでが大変です。繰り返し使ってみせるだけで、子どもはつかむことができます。

46÷2= の 46 の一部分 4 だけを見て、 「4÷2=2」とわり算を暗算で計算して、 答え 2 を、46÷2=2 と書いて、 次に、46 の一部分 6 だけを見て、 「6÷2=3」とわり算を暗算で計算して、 答え 3 を、 先に書いた答え 2 の右隣に、 4…

2 を足すたし算の答えを、こちらが自力で計算している様子を、子どもに見せます。子どもが、自力で計算するときのモデルになります。スキルを教える教え方と、かなり違います。

2 を足すたし算の答えの出し方を、 実況中継型リードで、 子どもに教えるときのやり方を、 少し踏み込んで話します。 2 を足すたし算は、 「トン、トトン」のリズムと、 答えを書く空白で待つ姿勢が、 実況中継型リードの中心です。 念のための補足ですが…

分数や小数の混ざった +・-・×・÷ の四則混合で、計算する前に計算順を決めさせます。繰り返し計算順を決めさせていると、子どもは必ず、そのどこかで、「自分が自分自身をリードして、計算順を決めている」ことに気付くようです。

8-(7-4)= や、 (7-3)×5= の計算順を、 計算する前に、決めます。 こちらは、 子どもに、 「計算順?」と誘います。 誘われた子は、 8-(7-4)= を見てすぐ、 かっこの中の - と、 かっこの前の - を、 無言で、指で示します。 1秒も…

3けたのたし算の答えに、「×」が付きます。この答えを消さないで、残したまま計算し直します。そして、1~2カ所の間違いだけを、正しい答えに書き換えます。このような直し方の作法を教えます。

と書いて、 「×」が付いています。 子どもが、 自力でできる訂正の仕方は、 計算し直すことです。 ただし、 計算し直して、 ミスしているところを書き換えるまで、 自分が書いた答え 224 を、 正しいと認める 曖昧な受け止め方をしなければなりません。 …

3+1= の答え 4 の出し方ではなくて、子ども自身をリードするリーダーを育てて、自力で、「出発点指定で、2回の数唱」をできるようにします。

1 を足すたし算の答えは、 「出発点指定で、2回の数唱」から 出すことができます。 例えば、 3+1= でしたら、 出発点が、3 です。 2回の数唱ですから、 「さん、し」となって、 答え 4 を出すことができます。 あるいは、 15+1= でしたら、 出…

2けたの筆算のたし算を、左(十の位)から計算する子です。左から計算するまま、計算スピードだけを速めると、自然に、右(一の位)から計算するように変わります。

を、 十の位を、2+1=3 と足して、 一の位のたし算から 繰り上がりがあるかどうか分かりませんから、 と書かないで、 答え 3 を覚えていて、 一の位を、6+3=9 と足して、 繰り上がりがないので、 と書いて、 一の位のたし算の答え 9 を、 と書く…

「理解できていれば、計算できる」は、仮説です。当てはまらないことが多い仮説です。計算の仕方を理解することと、自力で答えを出すことは、かなり違う学びだからです。

の「3けた×2けた」を、 自力で計算して、 と、答えを書く子です。 同じ「3けた×2けた」の を、 この子が聞きます。 このような時、 「できるはず・・・」は、ネガティブです。 「答えを出したい気持ちが強い」は、 ポジティブです。 どちらになるのかは、 …

筆算のひき算から逃げて、いたずら書きに夢中な子は、自分が自分自身を、そうするようにリードしているからです。この子をリードする内面のリーダーに、計算に戻るようなリードを、まねさせることができれば、計算に戻ります。

の計算から逃げて、 いたずら書きに夢中です。 この子の内面のリーダーが、 この子自身をリードして、 「いたずら書き」をさせているからです。 さて、 このような子に、 「いたずら書きをやめなさい」と、 この子に指示して、 いたずら書きをやめさせます。…

分数のたし算・ひき算・かけ算・わり算を、計算できるようになってから、四則混合に進みます。初めて習う四則混合を、「できる」と先に決めている子が、増えてきます。とても強い力です。

四則混合の計算は、 ① 計算する前に計算順を決めることと、 ② 自分が決めた計算順に、 一つずつ計算することの、 2段階です。 初めての四則混合を習うとき、 「できる」と先に決めている子です。 四則混合以前に、 分数のたし算・ひき算・かけ算・わり算を…

分数のたし算で、分母をそろえる操作が、倍分です。計算練習が、ここまで進むと、自分が、自分自身をリードして計算していることに、気付く子が増えます。

子どもの計算スキルを、 育てていません。 子どもの内面の 子ども自身をリードするリーダーを、 こちらは育てます。 これが、 「出す学び」で教える対象です。 だから、 計算見本 : = を見て、まねさせて、 問題 = を計算させます。 「これ、見て」、 「…

わり算と、分数の関係を表す式を見て、同じような関係式を、計算させるとき、「できる」と先に決めている子は、まねすることができます。

=3 を、 計算見本にして、 まねして、= を計算します。 「できる」と、 先に決める習慣があれば、 「自力で計算できる」と決めて、 計算見本 =3 を見ます。 この計算問題は、 わり算と、分数の関係ですから、 計算見本 =3 から、 使われている計算が…

「3けた×1けた」の計算手順は、「2けた×1けた」の計算手順の「下から上の九九」が、1回増えるだけです。自力で発見できるようなリードをします。計算できるようになると同時に、先に、「できる」と決める習慣が育ちます。

の「2けた×1けた」を、 楽に計算できるようになった子に、 の「3けた×1けた」の 答えの出し方を教えます。 「3けた×1けた」の計算を、 「2けた×1けた」の計算に 関係づける教え方です。 の 123 の 1 を、 何も言わないで、 黙ったまま、 隠しま…

たし算の感覚をつかむ手前の子は、チョットしたことで、何回も集中を切らせます。問題行動と捉えるだけではなく、子どもの内面を育てるチャンスと考えることもできます。

集中が切れやすい算数の計算があります。 初歩の計算でしたら、 8+4= 、9+7= 、6+5= のような 暗算のたし算です。 問題 8+4= を見たら、 答え 12 が、 瞬時に出る感覚を持った後でしたら、 集中が切れにくくなります。 その少し手前の 数…

41×2= の計算を、「右から左」と捉えることができた子は、繰り上がりのある 63×4= を、先に、「できる」と決めて、自力で計算してしまいます。

41×2= を、 筆算 に書き換えないで、 横算のまま計算します。 41×2= の 2 と 1 を、 この順に示しながら、 「にいちがに(2×1=2)」と計算して、 = の右の少し離れたところを示して、 「に(2)」とリードします。 リードされた子は、 41×…

暗算形式の 45+12= を、このまま計算できる子です。繰り上がりのある 15+28= の答えの出し方を、事前に教えないで、自力で計算させます。「できる」と先に決める子でしたら、計算の仕方を工夫します。

45+12= のたし算を、 筆算 に書き換えないで、 横書き 45+12= のまま足します。 繰り上がりのないたし算です。 45+12= の一の位の 5 と 2 を見て、 5+2=7 と足して、 45+12= 7 と書いて、 続いて、 十の位の 4 と 1 を見…

3けたの筆算のひき算は、習っています。4けたの筆算のひき算は、初めてです。それなのに、「できる」と、先に決めている子です。繰り返されるパターンを見抜いているからです。

を、 初めて計算するとき、 「できる」と、先に決めている子がいます。 答えの出し方を習っているのは、 のような 3けたまでです。 のような 4けたは、 答えの出し方を習っていません。 それなのに、 「できる」と、 先に決めている子です。 ただ何となく…

集中が切れて、計算から離れたままの子は、「自力で集中を戻せない」と、何となく自覚しています。チョットしたコツでリードすれば、「計算に戻ることができる」と、先に決めてから、計算に戻るようになります。4+1= のたし算を例にします。

4+1= の 4 を見て、 4 の次の 5 から、 「ご」と、1回数えて、 4+1=5 と書く子です。 50問~100問と計算すると、 どうしても、途中で、 集中が切れます。 このようなとき、 集中が切れている子と解釈して、 自力で戻すことができない集中…

0÷3= は、九九の答えを利用できない問題です。「できない」問題なのですが、先に、「できる」と決めている子です。「できる」となるように、答えの出し方を工夫して、0÷3=0 と書いてしまう子です。

0÷3= を見るとき、 「できる」と決めている子がいます。 でも、 この子には、 簡単にできる問題ではないのです。 この子が知っている答えの出し方は、 6÷3= でしたら、 3の段の九九を、 「さんいちがさん」、 「さんにがろく」と唱えて、 答えが 6 …

2÷1= のこちらの教え方を、盗んでいる子です。こちらがこの子に教えることを、この子は、自分自身に教えています。でも、不安なようです。

2÷1= は、 少しの飛躍が必要な問題です。 1の段の九九を唱えて、 1×2=2 を見つけて、 2÷1=2 と計算します。 これは、 子どもが自力で計算するときの 答えの出し方です。 こちらが教えるときは、 内容は同じなのですが、 少し違う順になります。 …

習っていない 1の段を利用するわり算 2÷1= に、自力で、2÷1=2 と書いてから、「これでいいのですか?」と聞く子です。伸びる子です。

6÷3= の答え 2 を、 3の段の九九を、 「さんいちがさん」、 「さんにがろく」と唱えて、 答えが 6 になる 3×2=6 から、 2 を探す子です。 九九を利用して、 わり算の答えを出します。 この子は、 2の段から、9の段までの九九を、 1つの段を、 …

5+1= の答えの出し方を例にして、子どもをコントロールしようとする気持ちゼロの、こちら自身が自力で答えを出す様子を見せる教え方です。こちら自身の独り言ですから、「ぶっきらぼうな」口調が自然なのです。

5+1= の答えを、 こちらが自力で出す様子を 実況中継型リードで見せます。 5 を、無言で示して、 「ご」と声に出して読みます。 子どもに聞かせるのではありません。 教えるのでもありません。 丁寧な口調は、 要らないのです。 自力で答えを出す様子を…

こちら自身が、自力で答えを出している様を、子どもに見せる教え方です。見て学ぶ子は、自力で答えを出すことを学びます。

計算の仕方を教える目的は、 理解させるためではありません。 子どもが、 自力で計算できるようにするためです。 大げさな言い方をすれば、 自学自習で、 計算問題の答えを出すことになります。 次の数を出すだけのたし算、 5+1= は、 5 を見て、 その…