2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

47÷3= の計算が、算数の計算の学びの流れの中に、ときどき現れます。余りのあるわり算として、仮分数を帯分数に変える計算として、四則混合の一部分の計算として、現れます。

47÷3= の計算は、 算数の計算の中で、 姿を変えて、 何回も現れます。 最初は、 暗算のわり算の計算です。 17÷5= のわり算を、 17÷5=3・・・2 と計算するときです。 答えが 2けたになりますが、 47÷3= を、 暗算のままで計算させて、 47÷…

7+5= の答え 12 を、数えて出す子です。この子が、問題 7+5= を見ただけで、答え 12 が出る感覚を持つまで、数えるたし算を繰り返させます。すると、いつまでもたし算が続くように感じる子は、たし算が続くことがストレスになり、「壁」になります。

たし算のような基礎的な計算で、 「えっ、こんなことが・・・」と、 意外に思うようなことで、 子どもは、「壁」を感じています。 乗り越えることが難しい「壁」を、 子どもは、 行く手に感じています。 たし算の「壁」は、 次のような内容です。 この子は、 数…

2022年02月19日(土)~2022年02月25日(金)のダイジェスト。

22年02月19日(土) 計算の答えを書いていく流れがあります。 たし算と、 わり算と、 約分で例示します。 流れが、 ギクシャクしているときや、 一時停止しながらのときは、 リードして、 スムースな流れを体験させます。 22年02月20日(日) 問…

5+1= の答え 6 を、数字の読みと、数唱で出して、数字の書きで 5+1=6 と書きます。たし算を習うことで、数字の読みと、数唱と、数字の書きが、わずかに悪化します。そして、たし算に慣れていくと、回復します。

算数・数学の計算は、 それ以前の計算を 一部分として含みます。 例えば、 5+1= の答え 6 を、 5 を見て、 「ご」と読み、 +1 の 1 を見て、 数唱で、「ご」の次の「ろく」を出し、 5+1=6 とする計算です。 たし算 5+1= の前に、 数字 5 …

筆算のひき算や、帯分数のひき算で、「引けない」ときがあります。「引けない」と判定します。だから、「引ける」ように書き換えます。この流れを、子どもがつかめるような教え方をします。

のようなひき算です。 一の位のひき算 2-5= は、 このままでは引けません。 この「引けない」と判定することを、 多くの子が、 計算の一部分と思ってもいないようですが、 とても大事なことです。 「引けない」と、 子どもが自力で判定するから、 十の位…

自力で計算できない問題に出会うと、ジッと座って救いの手を待っていた子です。この同じ子が、50×43= の答えの出し方を、自分から、こちらに聞きます。主体性の率先力が育ったからです。

37×20= と、 50×43= の答えの出し方が、 分からないようです。 この子は、 こちらに、答えの出し方を聞きます。 と、 このように書くと、 「えっ、何をわざわざ・・・」と思われそうですが、 答えを自力で出せないと、 ジッと座ったままで、 救いの手…

帯分数のひき算は、引けないときがあります。書き換えることで、引けるようにします。この操作を、「入れる学び」では、「1崩し」と言います。「出す学び」では、「引けるようにする」と表現します。

1= のように、 帯分数 1 を、 仮分数 に書き換える計算があります。 引けないひき算 1-= を、 -= と書き換えることで、 引けるようにするためです。 さて、 この計算は、 「入れる学び」の説明と、 「出す学び」の説明が、 大きく違います。 「入れ…

12+8= の答え 20 の出し方を、こちらの計算の実況中継を見せて教えます。見るのは子どもです。自分向けにパーソナライズ化できたとき、自力で計算できるようになります。

こちらが、 子どもに見せる計算の仕方は、 実は、こちら自身が使いやすい計算です。 もちろんのことですが、 こちらは、 目の前の子が、 使いやすいと思われる計算の仕方を、 こちらの計算の実況中継で見せます。 そうですが、 「この子は、 このような計算…

2022年02月12日(土)~2022年02月18日(金)のダイジェスト。

22年02月12日(土) 数唱と、 数字の読みと書きと、 これらの絶妙な組み合わせ方を 使うことができれば、 9+5= のようなたし算を計算できます。 絶妙な組み合わせ方とは、 9+5= の + の左にある 9 を見て、 この数字を読むと決めて、 「く」…

「どうしたら?」は、今の目の前の子を変えようとします。「どうなったら?」は、近未来の望ましい状態を、子どもをリードすることで体験させます。大きく違います。

21÷7=、20÷5=、24÷8= 。 このようなわり算の答えを書く流れが、 ギクシャクとした流れや、 一時停止しながらの流れをしています。 問題 21÷7= を見たら、 見た瞬間、答え 3 が出る感覚を、 もうじきにつかむ感じの子です。 でもまだ、つか…

問題 8+4= と何らかの関係が付いていて、答え 12 が、あるいは、問題 15÷3= と何らかの関係が付いていて、答え 5 が、普通の「見える」ではなくて、習慣的な見え方で、見えています。

計算問題を見たら、 その答えが見えてしまう不思議な力があります。 感覚のような力なのでしょう。 さまざまなレベルがあります。 ここでは、繰り返し練習することで、 どの子も持つことのできる感覚を話します。 8+4=、6+7= のようなたし算や、 1…

計算の答えを書いていく流れがあります。たし算と、わり算と、約分で例示します。流れが、ギクシャクしているときや、一時停止しながらのときは、リードして、スムースな流れを体験させます。

算数の計算の答えを書いていく流れが、 ギクシャクした流れや、 一時停止しながらの流れから、 スムースな流れに移れば、 その計算の修得が、 「もうそろそろらしい・・・」となります。 計算の答えを書いていく流れを、 7+6= のようなたし算と、 21÷7=…

複雑な形をした 3つの帯分数のたし算とひき算の問題を見て、数秒後に、答えだけを書く子です。特別な才能を授かっています。このような才能は、原則、自力で育ちます。先に進んだとき、「この子は、どのような計算の仕方を、こちらに見せてくれるのだろうか?」と、楽しみに待つ姿勢が重要です。

問題 6-2+1= を見て、 数秒後に、 答え 5 だけを書く子です。 子どもの大きな可能性の幅を 強く感じさせる子です。 並外れた 特別な才能を授かっている子でしょう。 3つの帯分数のたし算ひき算です。 通分もします。 多くの子は、 次のような途中式…

分数の倍分の計算を、初めてなのに正しくできた子に、「どうやったの?」と聞きます。すると子どもは、自分の計算を振り返りますから、自分自身を見ています。自分が自分を見る自覚の力も、同時に育つ教え方です。

= と、= を、計算見本として、 見てまねして、 問題 = を計算させます。 この子は、 = と正しい答えを出します。 正しい答えですから、 この子が、 どのように出したのかを聞きます。 「出しい答え」であることを伝えてから、 「どうやったの?」と聞き…

2けたの筆算のたし算を、モタモタ・ダラダラと計算しています。自覚の力で自分を見ることや、良心の声を聞くことが、できるのに未熟だからです。育てます。

や、 のようなたし算 50問を、 モタモタ・ダラダラと計算しています。 この子は、 このような筆算のたし算を 計算する力があります。 計算練習をする必要性も、 何となくですが、 感じています。 計算は嫌いではなくて、 むしろ好きなようですから、 計算…

2次方程式の判別式を書くために、子どもは、3カ所の特定の位置にある「もの(数や記号)」だけを見ています。

判別式 を、 公式として丸暗記するのではなくて、 2次方程式 の形と 結び付けて覚えます。 形を見る習慣が育っている子は、 自然に形を見ます。 例えば、 判別式 を、 x の係数の2乗 -4、 掛ける の係数、 掛ける 定数のように覚えるのが、 2次方程式 …

約分は、分母と分子を同じ数で割ります。割られる数がなければ、例えば、2 で割って、3 になる数は何ですか。こうなると、約分ではなくて、方程式です。

見てまねする 2つの見本、 = と、= を、 書いておきます。 見本に隠されている計算を、 「分母と分子に同じ数を掛けて・・・」のように、 言葉で説明して、 教えません。 説明されないで見ると、 自然に自動的に、 「どうやっている?」のように考えます。 …

「整数-分数」は、忘れなくなるまで、忘れては思い出すことを繰り返します。まったく何も思い出せない計算です。それでも、子どもには、じつにさまざまな選択肢が残されています。「選択肢が残されていること」は教えることの難しいことですが、その1つの工夫を紹介します。

四則混合 (2- )÷= の 1番目の計算 2- は、 まったく忘れてしまって、 何一つできなくなることが、 よく起こる計算です。 このような場合、 「できない」や、 「分からない」と感じて、 ただジッと座ったままになる子が、 不思議なことに多いのです。…

数唱と、数字の読みと書きと、これらの絶妙な組み合わせ方を使うことができれば、9+5= のようなたし算を計算できます。

算数で最初に修得する計算が、 9+5= のようなたし算です。 このようなたし算は、 9+5= の 9 の次の 10 から、 +5 の 5回、 10、11、12、13、14 と数えれば、 答え 14 を出すことができます。 これが自然で、 どの子でも、 なじむ…

2022年02月05日(土)~2022年02月11日(金)のダイジェスト。

22年02月05日(土) 問題を見たら、 見ただけで、 答えが出る「たし算の感覚」を持つために、 数えて答えを出す計算の数えるスピードを、 精一杯まで速めます。 すると、 数える回数の違いが、 リズムの違いに変質します。 例えば、 足す数の違いは、 …

まねする計算見本を、2つ並べて見せます。すると、高い力の子でも、左の見本だけを見てまねします。

= = このように、 約分の逆(倍分)の計算見本を、 2つ並べて見せます。 そして、 問題 = を、 見本を見て、 まねして計算させます。 この子は、 = と書きます。 間違えています。 どうやら、 左の見本 = だけを見て、 まねしています。 左の見本の の…

2けたの筆算のたし算は、いくつかのルールを組み合わせて、答えを出します。意外なルールで、受け入れることに抵抗します。こちらがリードして、繰り返し使わせれば、自然に受け入れます。

のような筆算のたし算は、 いくつかのルールを組み合わせて、 答えを出します。 計算の順に、 そのルールを並べて書きます。 繰り上がりのたし算を、 先回りして待ち伏せるように育てるために、 繰り上がり数 1 を、 指に取らせる計算です。 ① 8 と 7 を…

約分の約数は、思い付くか、あるいは思い付かないかです。思い付く感覚自体を、教えようがありません。約数だけを教えれば、すぐに約分できます。すると、その問題と、約数が、子どもの心に残ります。

「あなたができてもできなくても、 どうでもいいのだけれどね・・」と、 こちらが心の中で思います。 普通は、 ネガティブな気持ちです。 約数を思い付くような教えようがないことに、 非常識なことですが、 最上のポジティブな気持ちで、 「あなたができて…

子どもには、慣れ親しんでいる所要時間があります。速いスピードの計算をできるはずなのに、ダラダラと計算しているのは、無意識の所要時間を使い切ろうとコントロールされているからです。こちらのリードで、速いスピードの計算を疑似体験させることで、無意識の所要時間を短くできます。ここでは、筆算のかけ算を例にします。

のような筆算のかけ算 50問を、 モタモタ、ダラダラと計算しています。 九九は、 6×7= を、 「ろくしちしじゅうに」の音を使わなくても、 瞬時に、答え 42 が出ます。 たし算は、指が取れていますから、 12+4= のような繰り上がりのたし算も、 …

x の項が欠けた 2次方程式の解き方を、解の公式を指定することで、b=0 に気付かせようとしています。

2次方程式は、 と書くことが多いようです。 この解は、 や、 に付いている a と、b と、 のない c から、 = です。 a が、0 であれば、 bx+c=0 ですから、 2次方程式ではなくて、 1次方程式になります。 だから、 a は、0 ではない数や記号…

見えていない部分があるから、計算できません。見えていない部分だけを見えるようにすれば、残りは見えるのですから、自力で計算します。ここでは、少し変わった書き方の複素数の計算を例にします。

= は、 複素数のかけ算です。 それなのに、 複素数のかけ算に見えない子が、 「どうやるの?」と聞きます。 こちらは、 聞かれてすぐ、 「どこが見えていない?」と推測します。 見落としている何か、 見えていない何かがあるために、 = を、 自力で計算で…

2022年01月29日(土)~2022年02月04日(金)のダイジェスト。

22年01月29日(土) 5+1= を初めての子は、 自力で計算できません。 ですから、 子どもの自己イメージは、 「計算できない」です。 こちらの計算の実況中継を見せることで、 5~10問で、 急速に、 「本当に、自分は、計算できないの?」から、 …

問題を見たら、見ただけで、答えが出る「たし算の感覚」を持つために、数えて答えを出す計算の数えるスピードを、精一杯まで速めます。すると、数える回数の違いが、リズムの違いに変質します。

7+6= 、8+3= 、6+5= 、・・・のたし算を、 数えて答えを出す子です。 7+6= の 7 の次の 8 から、 +6 の 6回、 8、9、10、11、12、13 と数えて、 答え 13 を出し、 7+6=13 と書きます。 次の 8+3= の 8 の次の 9 …

30+14= の 30 を示して「さんじゅう」、14 の 1 を示して「よんじゅう」、4 を示して、「よんじゅういち、よんじゅうに、よんじゅうさん、よんじゅうし」と数えれば、答え 44 です。

30+14= を、 筆算 に書き換えないで、 このまま暗算で計算します。 7+8= を見たら、 答え 15 が、 瞬時に出る感覚を持っている子です。 でも、 9+4= に、答え 13 が、 5+6= に、答え 11 が出るような感覚です。 つまり、 1けた+1…

3元1次連立方程式で、1つの文字の欠けた式を含むことがあります。欠けた文字の係数(前に付いている数)が、0 ということです。ボソッと、伝えれば、思索好きな子を強く刺激できます。

3元1次連立方程式 : の 3番目の式は、 -y+z=-4 ですから、 x のない式です。 これを、 x の係数が 0 と、 飛躍を発想できれば、 3番目の式 -y+z=-4 を、 0x-y+z=-4 と書くことができます。 すると、 方程式は、 となり、 3…