2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

四則混合の個々の計算の仕方を思い出して、使う力は、個人差がとても大きいために、聞かれた計算だけを、子どもが、聞くことがなくなるまで、繰り返し、教えます。

四則混合の計算は、 その前に習っている分数計算の 総まとめになっています。 総まとめですから、 すべての分数計算を利用して 答えを出していきます。 計算順を決めることは、 すぐにできるようになります。 計算順を決めるルールが、 シンプルに作られてい…

いたずら書きをしている子は、頭の中に、書こうとしているイメージを見ています。筆算のひき算を計算している子は、頭の中に、問題を見ています。違いは、このくらいなのです。

のひき算 50問の途中で、 余白に、いたずら書きをしている子です。 のひき算の答えを出すことと、 いたずら書きをすることの違いは、 頭の中に見ていることの違いくらいです。 鉛筆で、 問題用紙に書いていることは 同じです。 のひき算の答えを出している…

生まれながらに備わっていながら、まったく気付いていない力があります。主体性の率先力や、何をどのようにするのかを決めることや、することや、やり方を選ぶことです。算数の計算の教え方を工夫すれば、これらの力を刺激できます。

主体性の率先力や、 何をどのようにするのかを決めることや、 することや、やり方を選ぶことは、 生まれながらに授かっているのですが、 ほとんどの子は、 授かっていること自体に まったく気付いていません。 気付いていないことですから、 育てようとして…

意識して、いたずら書きをすると選んでいない子が、筆算のひき算 50問の途中で、いたずら書きをしています。この子に、筆算のひき算の答えを出す実況中継型リードを見せます。どうなるのかは、試してからのお楽しみです。

50問の途中で、 いたずら書きをしている子です。 子どもは、 「いたずら書きをする」ことを、 選択肢の一つとして、 意識して選んでいないようです。 ただ何となく、 いたずら書きをしているようです。 いたずら書きが終われば、 自然に、 筆算のひき算の…

暗算形式 832-356= の繰り下がり計算を、つかめそうでつかめない子です。そして、「難しい」としています。「面白い」や、「心が燃えている」や、「幸せ」を選ぶこともできます。このような選択の自由を、やがて使える子に育てます。

暗算形式 832-356= のひき算の 答えの出し方を つかめそうで、 つかめない状態が続いている子です。 832-356= の一の位同士の 2 と 6 を、左から右に見て、 「2-6=、引けない」、 「12-6=6」と引いて、 答えの一の位として、 8…

実況中継型リードで、子どもは、こちらが自力で答えを出している様子を見ます。見ることが、自力で答えを出す疑似体験になっています。

16÷2= の答え 8 を、 2の段の九九を、 「にいちがに(2×1=2)」の下から順に唱え、 2の段の九九の答えが 16 になる 2×8=16 を利用して出します。 これだけのことを、 子どもが自力でするとき、 子どもを支えるのは、 体験知です。 16÷2…

子どもの変化の「できるようになった部分」だけを、全体から選び出して、見るようにします。全体の中には、「できない部分」も含まれていますが、見ません。子どもを育てるためには、「できるようになった部分」だけを、見ます。

できるようになった部分だけを見ようが、 できない部分だけを見ようが、 全体に対してのことです。 できるようになった部分だけを見るのですから、 全体を 見るとはなく見て、 そして、 その一部分の できるようになった部分だけを見ます。 できない部分だけ…

幼児に、数唱を、繰り返し聞かせるだけで、自力で言えるようになります。見守るこちらの視点は、できるようになった部分だけを選び出して、見るようにします。

「いち、に、さん、し、・・・」と唱える数唱を、 幼児に、 繰り返し聞かせれば、 まねして、 自力で唱えるようになります。 聞かせるのは、 「いち、に、さん、し、・・・」から、 「・・・、ひゃくじゅうく、ひゃくにじゅう」までです。 始めから、 120 まで聞か…

違いがありながら同じような計算をする筆算のたし算を、違いまで含めてつかみとります。このつかみ取ったものは、計算する体験で得た体験知です。

「何から何までまったく同じ」ではなくて、 違いがありながらも、 「同じような」計算が繰り返されます 例えば、 筆算のたし算 の答えの出し方です。 の 3 と 9 を見て、 3+9=12 と足して、 と書いて、 1 を覚えて、 6 と 7 を見て、 6+7=1…

「分からない」と、丸投げのような聞き方をされたら、子どもの内面のリーダーを育てる貴重なチャンスです。答えの出し方を工夫することで、チャンスを活かすべきです。

の計算問題を、 「分からない」と聞く子です。 とても貴重なチャンスです。 「分からない」を、 こちらの推測で補足します。 「このひき算が、分からない」でしょう。 さらに踏み込んで、 「自力で答えを出すことができません」、 「答えの出し方を教えくだ…

29×3= を、筆算で計算するときと、29の段の九九として、暗算で計算するときとでは、さまざまなことが大きく違います。

は、 筆算の形で書いてありますが、 29の段の九九 : 29×3= と見れば、 問題そのものが書いてあります。 暗算の形 29×3= に、 書かれていないだけです。 の答えは、 29の段の九九 29×3=87 から、 87 です。 筆算の形で書かれていますか…

「2けた×1けた」のかけ算を、筆算で計算するとき、複数の計算する問題自体を、子どもが、自力で見つけ出して、計算しなければならないのです。

を、 29の段の九九、 つまり、29×3= と見ないで、 筆算にすると、 3×9= と、 3×2= の 2つの九九ですから、 九九自体は、とても易しくなります。 九九を易しくしたために、 計算問題を自力で生み出さなければ 計算できないことになります。 3×…

29×3= を、29の段の九九と見れば、暗算です。でも、29の段の九九まで、九九を覚えることは大変です。ですから、3の段の九九を、2回に分けて計算するようにします。これが、筆算です。

は、 29 に 3 を掛けるかけ算です。 29の段の九九、 つまり、 29×1=29、 29×2=58、 29×3=87、 29×4=116、 ・・・のような九九と見れば、 この 29の段の九九から、 29×3= の答えは、87 です。 ですが、 九九を覚えていて…

筆算のひき算の繰り下がりの計算に慣れるまで、繰り下がりが嫌で、何回も集中を切らせています。切れている集中を戻すことは、体験知です。繰り返し、切れている集中を戻す体験から生まれます。

の繰り下がりに慣れて、 半ば習慣のように、 速いスピードで計算できます。 4 と 5 を見て、 14-5=9 と引いて、 と書いて、 64 の 6 を、5 にして、 35 の 3 を見て、 5-3=2 と引いて、 と書く計算の一連の流れを、 半ば習慣のように、 …

実況中継型リードを見せるだけの教え方は、子どもを、こちらに頼れないように、自然にしています。「自分で何とかしなければ・・・」と、自然になります。

計算の答えの出し方を学びます。 自力で、 答えを出せるようになることが、 学ぶ目的です。 学んでいるときは、 自分以外の何かや、 誰かに頼ります。 何かは、 例題であることや、 参考書であることなどさまざまです。 誰かは、 先生であることや、 親であ…

実況中継型リードは、こちら自身をリードしている様子を、ソックリ見せることができます。自分自身のリードの仕方をまねするための動画見本です。

7+4= の 7 を示して、 「しち」と言って、 +4 の 4 を示して、 「はち、く、じゅう、じゅういち」と言って、 = の右を示して、 「ここ、じゅういち(11)」と言います。 このような実況中継型リードを見せる目的は、 こちら自身をリードして計算…

4+7= で切れている集中を、戻します。こちら自身への自分メッセージで教えることがコツです。

止まっているたし算 4+7= の 4 を示します。 こちらが、 答えを出すために、 こちら自身をリードしています。 こちら自身に、 4 を見るようにリードしています。 こちらに向けた自分メッセージです。 目の前の子どもに、 「4 を見て」と指示する感じ…

暗算のたし算が、子どもの前に立ちはだかる壁になります。算数の計算の並びの中に、代表的な壁が、4カ所あります。

暗算のたし算の発達プロセスの途中の さまざまな壁は、 大げさに言えば、試練です。 子どもの算数や数学の計算力が育つために、 子どもの前に立ちはだかる壁です。 計算力が育つための壁なのですから、 子ども自身が、人として成長するための 試練でもあるの…

共通分母を探すための計算の流れと、それぞれの計算そのものを、実況中継型リードで見せます。答えの出し方の何かを、子どもは必ず見付けます。すべて見付けた後、自力で答えを出せる子になります。

+= の 2 と 3 を示して、 「3÷2=、割り切れない」、 「3 の 2倍、6」、 「6÷2=3、割り切れる」、 「下 6」と言います。 最小公倍数と言いませんが、 分母を 6 にそろえることまでの計算だけを 計算そのものを、 計算の流れに沿って言うこと…

四則混合の式の特徴を、一瞬で見抜いて、答えが出てしまう子です。「どうやったの?」と聞くことで、自分の才能を信じる気持ちを強くする手助けをします。

四則混合 ×4-= を見て、 2カ所の × を見て、 ×4 を見て、 ×4 と、 が、 - で結ばれていることを見て、 を、4個から、1個引いていることから、 が、3個残ることに気付いて、 が、3個なのだから、 2 と同じことに気付きます。 そして、 ×4-=2 …

こちらが、自力で答えを出している姿そのものを見せる教え方です。繰り返し見れば、「あぁ、そういうことか」と、子どもは自力で、計算の仕方を発見します。

暗算のひき算 9-3= の答え 6 を、 9 を見て、 -3 の 3回、 8、7、6 と数えて出す方法を、 実況中継型リードを見せて教えます。 5-2= でしたら、 5 を見て、 -2 の 2回、 4、3 と数えます。 11-5= でしたら、 11 を見て、 -5 …

子どもの内面にある「育ちの扉」が開かれていれば、こちらの教えから学びます。集中が切れて、再び計算に戻るまでの時間を、今よりも、短くすることを教えても、「育ちの扉」が開かれていれば、学びます。

子どもの内面に、外からは見せませんし、 子ども本人にも見えないし、 感じることもないようですが、 育ちの扉があって、 中から外に向けて開いています。 育ちの扉が開いているとき、 子どもは、 外のアレコレの影響を受けて学びます。 何かを学ぶことがで…

約分の計算を教える目的は、子どもが自力で約分できるようになることです。ですから、約分そのものを教えるのではなくて、約分の答えを自力で出すときの自力自体を教えます。

分数 の約分問題を見て、 子どもをリードするリーダーが、 子ども自身をリードして、 分子を、2÷2=1 と、 分母を、4÷2=2 と計算すれば、 = と、 約分できます。 子どもが、自力で、 分数の約分 の答えを出せることは、 こういうことです。 ですから…

算数や数学の計算問題の答えを出すことは、静止画ではなくて、動画です。流れがあります。流れですから、スピードもあります。流れとスピードを、共に教えることになります。

数唱は、 「いち、に、さん、し、ご、・・・」と、 数の並びを順に唱えることです。 流れがあります。 だから、 スピードがあります。 速い数唱もあれば、 遅い数唱もあります。 流れがあるからです。 7+5= のような暗算のたし算は、 7 を見て、 7 から、…

アレコレと多くのことを行って答えを出す分数の計算で、その一部分をミスします。このミスの直し方を、子ども自身をリードするリーダーに教えます。

3+1=4=5=6 の計算の 最後の部分の帯分数の約分 5=6 が間違えています。 帯分数の約分ですから、 整数部分を変えません。 5=6 の 6 の整数部分 6 を、 変えずに、5 のままにすれば、 5=5 と、訂正できます。 この計算の訂正の仕方を教え…

2けた×1けたの筆算のかけ算のような計算問題は、子どもが自力で、答えを出します。子どもの内面に、子どもをリードするリーダーがいて、答えを出すまでのアレコレをリードしていると考えれば、育ち続ける子どもを理解する助けになります。

の 8 と 4 を示されて、 8×4=32 と言われて、 8 の下を示されて、 「ここ、に(2)」、 「指、さん(3)」と言われて、 誘われたから、 と書いて、 8 と 3 を示されて、 8×3=24 と言われて、 指に取った 3 を触られて、 24+3=27 と…

8+4= の答え 12 を、問題を見たら瞬時に出す力があります。たし算の感覚とでも呼ぶような力です。力ですから、子ども本人が、たし算を繰り返し計算するトレーニングを通してつかみます。こちらは、つかませることも、つかむ手伝いもできません。つかむトレーニングを支える手伝いは、できます。

暗算のたし算 8+4= を見たら、答え 12 が、 勝手に自動的に浮かんでしまうたし算の感覚を、 子どもがつかむとは、 このたし算の感覚を利用して、 自分をリードできるようになった状態です。 リードの仕方が、 たし算の感覚を利用して答えを出すことで…

子ども自身の周りの環境に、その変化の程度に応じて、影響を受けます。そして、取り組んでいる計算が、乱れます。実況中継型リードを見せて、戻せばいいのです。

8+4=、9+7=、・・・のたし算 100問を 子どもが計算しているとき、 次々に、 子どもの周りの環境は変化します。 例えば、 何かの物音が聞こえてくることです。 あるいは、 何かの影が、目に映ってくることです。 あるいは、 室温が変化することです。…

自らの主体性、することを選ぶ選択の自由、自分らしく選ぶための価値観や良心、頭の中でリハーサルする自覚や想像力、実際に行ってしまう自由意志。子どもが取り組んでいる計算にふさわしい何かを加味して教えることができます。

アレコレ指図されての依存性ではなくて、 自分が自分自身をリードすること、 つまり、 自ら何をするのかを選び、 そうすると決めて、 そうしてしまう主体性を 算数の計算の答えを出す子に 言葉で説明などしないで、 利用していきます。 子どもが自分らしく生…

実況中継型リードを見せて、こちらが答えを出したのに、子どもが書かないとしたら、こちらの失敗です。最初に疑う失敗したところは、見せるスピードです。

8+5= の 13 を、 実況中継型リードを見せて、 こちらが出したのに、 子どもが、 13 を書いて、 8+5=13 としなければ、 こちらの何らかの失敗です。 8+5= を計算している状況は、 さまざまです。 例えば、 ① 初めての 5 を足すたし算のと…