「戸籍謄本」と「パスポートのコピー」と「写真」があれば、出国できて、日本に帰国できます。

ツアーのスイス旅行のベテラン添乗員さんが

バス車内で、パスポート盗難の話をしました。

 

スイス:ラウターブルネンの

シュタウプバッハの滝を

見に行く途中のバスでした。

 

たまたま、同じ時、同じ旅行社の

イタリア旅行のツアー参加のご夫婦が

パスポートを取られてしまいました。

 

私たちのスイス旅行のベテラン添乗員さんは

イタリア旅行の添乗員さんから

対処方法を電話で相談されて

知った実話の一部分を話してくださいました。

 

もちろん、ご夫妻の名前も

同じ時に何本もあるイタリアツアーの

どのツアーであるのかも

イタリアのどの都市であるのかも

秘密ですから不明です。

 

スイスの隣国・イタリアのどこかを

ツアーで旅しているご夫妻が

パスポート盗難にあって

大変に困っていらして

その実際の対処方法をお話しくださいました。

 

出国するにしても

パスポートを再発行するにしても

戸籍謄本が必要でした。

 

盗難でお困りのこのご夫妻は

自分の個人番号が分かっていましたから

留守宅に連絡して

コンビニで戸籍謄本を取って

電話FAXでイタリアに送ってもらって

後日・原本を郵送する約束で

出国を認められたそうです。

 

パスポート盗難の証明を

イタリアの警察から取るために

イタリアツアーの添乗員さん同行で

このご夫妻が警察に出向いて

英語の通じる警察官を待って

盗難の詳細を、その警察官に話して

盗難の証明を得たそうです。

 

このご夫妻の場合

奥様が、ご主人のパスポートも持っていて

入れていたバッグを失くしたそうです。

 

取られたのか

置き引きなのか

いつどこでなのか

話が空転するようです。

 

パスポート盗難に出会うとは

こういうことでしょう。

盗難の詳細を話せないのです。

 

私たちのスイスツアーの

ベテラン添乗員さんは

この実話を通して

パスポートを失くさないように

鮮明に諭してくださいました。

 

なお私は、

とんでもない勘違いをしていました。

 

パスポートのコピーと写真があれば

出国できると思っていました。

 

38名のスイスツアー仲間の数組のご夫婦も

パスポートのコピーと写真があればと

思っていたようです。

 

真夏の陽気の晴天に恵まれて

滝を見た後、木陰で涼んでいて

数組の夫婦と一緒に

「戸籍謄本も必要なのですね」と

添乗員さんに確かめました。

 

パスポートのコピーと写真では

役に立たたないことを知って

数人の夫婦と驚きました。

 

戸籍謄本が必要だと知っている方には

当然のことなのでしょうが、

間違った思い込みの怖さです。

 

ベテラン添乗員さんの話の中で

パスポートの盗難・紛失件数が

年間で4万件近くあって

ほとんどが日本国内でのことですが

海外でも約8千件もの

盗難・紛失が起こっているそうです。