5+8 を見るだけで、
答え13が浮かぶ力が、
暗算のたし算の力です。
7+7 の答え14が、
9+8 の答え17が、
6+5 の答え11が、
問題を見るだけで浮かびます。
5+8 を見るだけで、
答え13を出す力は、
自力でつかみ取るしかありません。
子どもが、「自分でつかみ取る」を知る
最初の算数・数学の計算です。
「知る」なんて生易しいものではありません。
これが実情です。
「思い知らされる」のです。
「自分でつかみ取る」ということを、
やさしい暗算のたし算の計算で
思い知らされるのです。
誰も助けてくれません。
こちらは助けたくても、
「つかみ取ること」自体を助けられません。
生まれてから後、
立って、足で歩く力や
母国語を聞いて話す力に、
暗算のたし算の力は似ています。
子どもが自力で
つかみ取るしかないのです。
参照:
蔵一二三、「計算の教えない教え方 たし算ひき算」(2018)。
アマゾン。
計算の教えない教え方 たし算ひき算―たかが計算 されど算数の根っこ そして人育て