7+8 を見ると、
答え15が浮かんでしまう
不思議な力があります。
暗算のたし算の力です。
立って、足で歩く力や、
母国語を聞いて話す力のように
子どもが自力でつかみ取る力です。
立って、足で歩く力や、
母国語を聞いて話す力のときは、
子どもに練習の仕方を教えませんでした。
教えるまでもなく
子どもは、勝手に練習していました。
子どもが勝手に
自分のできることを繰り返して
力をつかんでしまいました。
暗算のたし算の力は、
立って、足で歩く力や、
母国語を聞いて話す力と違って、
練習の仕方を教えます。
子どもは、
教えられた練習の仕方で
繰り返し練習します。
するとやがて、
立って、足で歩く力や、
母国語を聞いて話す力のように
自力で、暗算のたし算の力を
つかみ取ります。
では、
どのような練習の仕方を
教えたらいいのでしょうか?
大事なことです。
7+8 のようなたし算を計算できて
子どもに教えやすくて
覚えることがやさしい道具に
数唱があります。
数字を順に、
「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち……」と
唱えるのが数唱です。
子どもは短期間で
喜んで覚えてしまいます。
この数唱を使えば、
7+8 の7を「しち」と読み、
続く数唱を、
「はち、く、じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん、じゅうし、じゅうご」と
8回唱えれば、
答え15を計算できます。
計算の仕方をすぐに覚えて
繰り返し練習できます。