心には理性ではわからない理屈がある(パスカル)。

心=感情

理性=理屈と

置き換えてみます。

 

そして、

「感情は理屈で理解できない」と

書き換えてみます。

 

「感情」は、

「理解できない」ではなくて、

「理屈」で理解できないと

理解できます。

 

「理屈」で理解できない何かが、

「感情」ですから、

このことを表現してみます。

 

その1つが、

仮説:「感情は支離滅裂」です。

 

「感情」を、

「支離滅裂」とすれば、

確かに、

理屈で理解できません。

 

ですから、

仮説:「感情は支離滅裂」は、

使えそうな仮説です。

 

支離滅裂なのですから、

理屈のような筋道で

感情を

理解できないことになります。

 

ですが、

「感情は支離滅裂」とすることで、

自分自身の感情や

相手の感情と

仲良しになれそうです。

 

実際、

子どもに

「出す学び」の「出し方」リードをするとき、

仮説:「感情は支離滅裂」が

役に立ちます。

 

5+1 を、

「ご、ろく」の

数唱の一部分を利用して、

5+1=6 と計算できる子どもが、

集中を切らせて

ボーっとしています。

 

「どうして?」と

この問題行動

切れた集中のことを

理屈で考えようとするのが

普通です。

 

別の考え方があります。

 

仮説:「感情は支離滅裂」を

利用して、

集中が切れている今から後の

これから先を

考える考え方です。

 

すでに、

集中は切れています。

 

切れている集中のことを

理解するのではなくて、

集中を戻して

計算に戻すことを

考えます。

 

子どもは、

感情のままに動くことが

多いようです。

 

ですから、

子どものしていること

特に、

問題行動に対して

「どうして?」としません。

 

理屈で理解できない

支離滅裂なことだと

理解してしまうのです。

 

こうするから、

目の前の問題行動

切れている集中を

「どうして?」と

理屈で理解することから離れて、

集中を戻す

手伝いを始めます。

 

仮説:「感情は支離滅裂」ですから、

理屈抜きで

いきなり

止まっている問題 8+1 に対して、

「はち、く」とリードします。

 

感情で動くことの多い子どもに、

スッと受け入れてもらえる

「出し方」リードです。