心=感情
理性=理屈と
置き換えてみます。
そして、
「感情は理屈で理解できない」と
書き換えてみます。
「感情」は、
「理解できない」ではなくて、
「理屈」で理解できないと
理解できます。
「理屈」で理解できない何かが、
「感情」ですから、
このことを表現してみます。
その1つが、
仮説:「感情は支離滅裂」です。
「感情」を、
「支離滅裂」とすれば、
確かに、
理屈で理解できません。
ですから、
仮説:「感情は支離滅裂」は、
使えそうな仮説です。
支離滅裂なのですから、
理屈のような筋道で
感情を
理解できないことになります。
ですが、
「感情は支離滅裂」とすることで、
自分自身の感情や
相手の感情と
仲良しになれそうです。
実際、
子どもに
「出す学び」の「出し方」リードをするとき、
仮説:「感情は支離滅裂」が
役に立ちます。
5+1 を、
「ご、ろく」の
数唱の一部分を利用して、
5+1=6 と計算できる子どもが、
集中を切らせて
ボーっとしています。
「どうして?」と
この問題行動
切れた集中のことを
理屈で考えようとするのが
普通です。
別の考え方があります。
仮説:「感情は支離滅裂」を
利用して、
集中が切れている今から後の
これから先を
考える考え方です。
すでに、
集中は切れています。
切れている集中のことを
理解するのではなくて、
集中を戻して
計算に戻すことを
考えます。
子どもは、
感情のままに動くことが
多いようです。
ですから、
子どものしていること
特に、
問題行動に対して
「どうして?」としません。
理屈で理解できない
支離滅裂なことだと
理解してしまうのです。
こうするから、
目の前の問題行動
切れている集中を
「どうして?」と
理屈で理解することから離れて、
集中を戻す
手伝いを始めます。
仮説:「感情は支離滅裂」ですから、
理屈抜きで
いきなり
止まっている問題 8+1 に対して、
「はち、く」とリードします。
感情で動くことの多い子どもに、
スッと受け入れてもらえる
「出し方」リードです。