分数のひき算 2-1 を、
=2-1=1 と計算しています。
間違えています。
ウッカリミスです。
正しい答え 1 を教えられたら、
計算した答え 1 と見比べて、
分子 11 をミスしていると分かります。
ミスした分子 11 は、
その前の 2-1 の分子、
26-5 の計算ミスです。
分数のひき算を計算する子です。
26-5 のようなひき算は、
楽にスラスラとできます。
26-5=11 と間違えたのは、
ウッカリミスです。
正しい答え 1 を知らされないで、
間違えているとだけ教えられたら、
ミス探しがとても難しくなります。
ミスを探す手掛かりがありませんから、
初めから計算し直します。
既に1回、計算しています。
2回目の計算になります。
集中が浅くなって、
気持ちが緩む危険があります。
集中が浅くなるのを防ぐために、
2回目の計算を、
かなり速いスピードで計算します。
このようなことは、
言葉で教えようとしても、
教えようのないことです。
こちらが速いスピードの計算をリードします。
見せてしまいます。
こちらの速いスピードの計算に
ついてくる子どもは、
自然に集中が深くなります。
「30、合っている」(共通分母)、
「13×2、26、合っている」(通分)、
「1×5、5、合っている」(通分)、
「2-1、1、合っている」(整数部分のひき算)、
「6-5、1、合っている」(分子のひき算)、
「ここ、2」(ウッカリミスを正す)です。
速いスピードで、
2回目の計算を、
次々に計算していきます。
参照:
蔵一二三、「計算の教えない教え方 分数とその先」(2019)。
アマゾン。
計算の教えない教え方 分数とその先―たかが計算 されど算数の根っこ そして人育て