ウッカリミスを、速いスピードのリードで直します。

分数のひき算 2 {\Large\frac{13}{15}}-1 {\Large\frac{1}{6}} を、

=2 {\Large\frac{26}{30}}-1 {\Large\frac{5}{30}}=1 {\Large\frac{11}{30}} と計算しています。

 

間違えています。

ウッカリミスです。

 

正しい答え 1 {\Large\frac{21}{30}} を教えられたら、

計算した答え 1 {\Large\frac{11}{30}} と見比べて、

分子 11 をミスしていると分かります。

 

ミスした分子 11 は、

その前の 2 {\Large\frac{26}{30}}-1 {\Large\frac{5}{30}} の分子、

26-5 の計算ミスです。

 

分数のひき算を計算する子です。

26-5 のようなひき算は、

楽にスラスラとできます。

 

26-5=11 と間違えたのは、

ウッカリミスです。

 

正しい答え 1 {\Large\frac{21}{30}} を知らされないで、

間違えているとだけ教えられたら、

ミス探しがとても難しくなります。

 

ミスを探す手掛かりがありませんから、

初めから計算し直します。

 

既に1回、計算しています。

2回目の計算になります。

 

集中が浅くなって、

気持ちが緩む危険があります。

 

集中が浅くなるのを防ぐために、

2回目の計算を、

かなり速いスピードで計算します。

 

このようなことは、

言葉で教えようとしても、

教えようのないことです。

 

こちらが速いスピードの計算をリードします。

見せてしまいます。

 

こちらの速いスピードの計算に

ついてくる子どもは、

自然に集中が深くなります。

 

「30、合っている」(共通分母)、

「13×2、26、合っている」(通分)、

「1×5、5、合っている」(通分)、

「2-1、1、合っている」(整数部分のひき算)、

「6-5、1、合っている」(分子のひき算)、

「ここ、2」(ウッカリミスを正す)です。

 

速いスピードで、

2回目の計算を、

次々に計算していきます。

 

参照:

蔵一二三、「計算の教えない教え方 分数とその先」(2019)。

アマゾン。

計算の教えない教え方 分数とその先―たかが計算 されど算数の根っこ そして人育て