は、長い計算手順で計算します。
子どもが内面に、
2けた×2けたのかけ算をリードするリーダーを持てば、
このリーダーが計算をリードします。
自分をリードするリーダーを、
子どもが見ることができるように、
こちらが子どもの内面のリーダーを演じて、
計算していきます。
子どもに計算を教えるのと、少し違います。
計算をリードするリーダーを見せます。
の計算をリードする内面のリーダーは、
計算だけを黙々とリードします。
96の6を見て、
53の3を見て、
6×3=18の18を出して、
8を書いて、
1を繰り上がり数として覚えます。
これで、 こうなります。
続いて、96の6と
53の5をこの順に見て、
6×5=30の30を出して、
繰り上がり数1を足して、
31を書きます。
のように計算が進みます。
かけ算をこのようにリードするリーダーを、
こちらが演じて子どもに見せます。
子どもの内面のかけ算をリードするリーダーは、
96の6を目で見て、
53の3を目で見ます。
そして、声に出さずに頭の中で、
6×3=18から、18を出します。
視線や
声に出さない頭の中の九九を
子どもに見せることができません。
類似した代替のリーダーを演じます。
6と3をこの順に示して、
「6×3=18」と九九を言ってから、
6の下を示して、
「ここ、8」、
「指、1」です。
この代替のリーダーにリードされて
子どもは、6と3を順に見て、
九九にして、
のように8を書いて、
1を指に取ります。
こちらが演じるリーダーにリードされてですが、
同じようなリーダーを子どもが持つから、
同じように自分をリードして、
6と3を順に見て、
九九にしてまねすることができます。
どこを見て、
どのような計算をして、
答えをどこに書くのかだけをリードします。
すると、
子どもも同じように自分をリードできます。
この続きの計算の
代替のリーダーのリードを
長くなりますが
参考のために書きます。
6と5をこの順に示して、
「6×5=30」と九九を言ってから、
子どもが指に取った1を触って、
「1足して、31」と繰り上がりのたし算を言ってから、
「ここ、31」です。
と進みます。
9と3をこの順に示して、
「9×3=27」と九九を言ってから、
子どもが書いた318の1の下を示して、
「ここ、7」、
「指、2」です。
と書き終わります。
9と5をこの順に示して、
「9×5=45」と九九を言ってから、
子どもが指に取った2を触って、
「2足して、47」と繰り上がりのたし算を言ってから、
「ここ、47」です。
まで計算できます。
477の下を示して、
「ここ、線」です。
のように、たし算の準備をします。
318の8を示して、
「これ、ここ」で、下に移します。
と進みます。
318の1と、477の右の7を順に示して、
「1+7=8」とたし算で8を出して、
「ここ、8」です。
となります。
318の3と、477の左の7を順に示して、
「3+7=10」とたし算で10を出して、
「ここ、0」、
「指、1」です。
です。
477の4を示して、
「1足して、5」、
「ここ、5」です。
と計算できます。
こちらが演じるリーダーを、
見ている子どもは、
内面に取り込みながら、
同じように自分をリードして計算を終えます。
(×÷023-91)