数唱は、
「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、・・・」と
数を順に唱えることです。
子どもに、
「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、・・・」と
唱える動きを、見せて聞かせます。
じきにまねして、子どもも。
「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、・・・」と
唱え始めます。
数唱に、動きがあります。
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」と
数が並べて書いてある表を、
1を示して、「いち」と、
2を示して、「に」と、
3を示して、「さん」と、
順に読みます。
数字の表を読む動きを
子どもに見せます。
じきにまねして、
数字の表を読むようになります。
これで、数字の読みを覚えます。
数字の表の読みに、動きがあります。
6+1 の6を示して、
「ろく」と声に出して読み、
1を示して、
「しち」と、声に出して1回数えます。
この計算の流れを
子どもに見せます。
流れをまねできるようになると、
子どもは自力で計算し始めます。
たし算の計算に、動きがあります。
このように、算数や数学の計算には、
動きがあります。
子どもは、動きを見て、
まねして学ぶことが得意です。
生まれながらに持っている力です。
歩くことや、
母国語を聞いて話すことも
動きがあります。
親や周りの大人の
歩く動きや
母国語を聞いて話す動きを見て、
まねして学び、
できるように育ちます。
数唱や、
数字の表を読むことや、
6+1 のようなたし算にも、
動きがあります。
動きそのものを子どもに見せれば、
子どもはまねして学ぶことができます。
まねして学ぶ力を持っています。
(基本036-91)