を計算します。
初めての3けた×3けたです。
この子は、
の3けた×2けたでしたら、
と、2行で計算できます。
かけ算は、下から上に見ます。
は、1から4を見ます。
下から上です。
そして、1×4=4 です。
は、10の位のかけ算です。
のように、答えを書きます。
10の位です。
左にずれます。
の次は、たし算です。
上から下に見ます。
かけ算は、下から上に見て計算します。
10の位の計算の答えを、左にずらします。
たし算は、上から下に見て計算します。
このことを、
この子は分かっています。
ですから、
は、1行増えて、3行で、
計算するのだろうと、見通せます。
このように見通せた子どもは、
「計算する」と決めて、
「どうやるの?」と聞きます。
「分からない」や、
「教えて」ではありません。
「どうやるの?」の聞き方で、
計算の仕方を聞いています。
計算しようとしています。
ですから、
計算だけを、
リードして見せます。
の321の1と、
214の4を順に示しながら(下から上)、
「いんしがし(1×4=4)」とリードします。
そして、
321の1の真下の空欄を示します。
かけ算は下から上と知っているこの子は、
「分かっています」の感じで、
答え4を、すぐ書きます。
です。
「いんしがし(1×4=4)」と話すスピードは、
こちらが計算するときの普通の速さです。
計算すると決めて、
計算の仕方を「どうやるの?」と聞いた子に、
ユックリとしたスピードで話すと、
イライラさせてしまいます。
321の1と、214の4を順に示すスピードも、
321の1の真下の空欄を示すスピードも、
やや速めのスピードにします。
2番目の計算は、
321の1と、214の1を順に示しながら、
「いんいちがいち(1×1=1)」です。
のように、
答え1を書きます。
思っていた通りの計算です。
自分でも計算しているようです。
3番目の計算は、
321の1と、214の2を順に示しながら、
「いんにがに(1×2=2)」です。
のように、
子どもが書きます。
自分でも計算しています。
だから、かなり早口で次々にリードします。
4番目の計算は、
321の2と、214の4を順に示しながら、
「にしがはち(2×4=8)」です。
のように、
答え8を正しい位置に書きます。
10の位のかけ算です。
この子は分かっています。
だから、左にずらします。
サッと書きます。
このようにして、
まで計算できます。
次は、321の3と、214の4のかけ算です。
100の位のかけ算です。
2つ分、左に書きます。
このように計算して、
まで進みます。
642の下を示して、
「ここ、線」と、
早口で教えます。
です。
たし算は、上から下に見て計算することを、
この子は知っています。
だから、計算してしまいます。
です。
(×÷029)