の計算の手順を教えます。
取り去りやすい最小限の言葉だけです。
0を示して、
「このゼロ(0)、ここ」と言いながら、
0の真下を示します。
子どもは、0を見た後、
と書きます。
次に、
3と1を順に示しながら、
「さんいちがさん」と言って、
3の下を示します。
示された3と1を見た子どもは、
心の中で、3×1=3 と計算しますから、
と書きます。
続いて、
3と2を順に示しながら、
「さんにがろく」と言って、
×の下を示します。
示された3と2を見た子どもも、
九九を計算しますから、
と書きます。
同じような教え方でリードして、
子どもが、計算の手順をつかむまで
繰り返します。
とても不親切な教え方です。
計算だけを順に言うだけです。
計算手順をつかんだ後のゴールの計算を
ハッキリと見ることができますから、
子どもには、親切です。
同じように計算できれば、
計算手順をつかめます。
どこを見て、
どうするのかだけに絞られて
リードされているからです。
このリードから音を抜けば、
計算手順に慣れた後の
無言の計算になります。
「このゼロ(0)、ここ」、
「さんいちがさん」、
「さんにがろく」の音は、
取り去りやすい音です。
子どもが自分で計算するとき、
この音が不要になるからです。
(×÷029-92)