分数計算では、
答えを浮かべる感覚の手抜きも、
計算手順を省略する手抜きもあります。
約分の計算で、
の約数(割る数)8や、
の約数13が、
や、
を見たら浮かぶ感覚があります。
アレコレと考えて
割る数を探す手間を省いています。
分数のたし算の共通分母が、
2つの分母を見たら浮かぶ感覚があります。
+ の共通分母を、
感覚をつかめる方法で計算します。
6を4で割り、割り切れません。
6を2倍した12を4で割り、割り切れます。
+ の共通分母は、12です。
+ も同じ方法で計算します。
18を12で割り、割り切れません。
18を2倍した36を12で割り、割り切れます。
+ の共通分母は、36です。
同じ方法で共通分母を探し続けます。
するとやがて、
+ の4と6を見たら、12が、
+ の12と18を見たら、36が、
浮かぶようになります。
感覚を持ったからです。
共通分母を浮かべる感覚は、
倍数やわり算で共通分母を探す手間を省きます。
手抜きです。
式を見て、
手順を省く手抜きもあります。
×× のかけ算は、
初めに左の2つ、
× を計算します。
×== です。
次に、この と、
×× の右の を掛けます。
×=== です。
手抜きをしない計算を順に書くと、
××
=×
=×
=
=
= となります。
少しだけ手抜きをします。
3つの分数をすべて掛けてしまいます。
××
=
=
= です。
この少しの手抜きでも、
計算がスッキリとします。
もっと手を抜きます。
元の式で約分をします。
××
= です。
式の形を見て、
手を抜いて計算すると、
分数の計算が速くなりミスが減ります。
(基本 -036)、(分数 -009)