筆算のたし算の計算の仕方を見せます。子どもは計算のスピードも見ています。

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 13 \\ +\: 26 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 45 \\ +\: 12 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 63 \\ +\: 29 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 36 \\ +\: 17 \\ \hline \end{array} }} \\ のようなたし算の

計算の仕方を教えます。

 

子どもの無意識の望み:

「計算してみせて」の教え方です。

 

こちらが計算してしまいます。

 

「筆算のたし算は、~~~」のように、

言葉で説明しません。

 

「教えるから、よく見てね」のような、

前置きを抜きます。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 13 \\ +\: 26 \\ \hline \end{array} }} \\ の1と2を隠して、

「さん足すろく、く(3+6=9)」、

「ここ、く(9)」です。

 

いきなり計算しています。

子どもから、「えっ?」と

聞き返されることがあります。

 

「聞いてなかったの?」としません。

 

ただ静かに、

「言った」です。

 

子どもは、必ず聞いています。

 

だから、

「言った」と返されたことで、

真剣になります。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 13 \\ +\: 26 \\ \hline \:\:\:\:9\end{array} }} \\ と子どもが書きます。

 

3と6を隠して、

「いち足すに、さん(1+2=3)」、

「ここ、さん(3)」です。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 13 \\ +\: 26 \\ \hline\:\:39\end{array} }} \\ と子どもが書いて、

計算が終わります。

 

続いて、 {\normalsize { \begin{array}{rr} 45 \\ +\: 12 \\ \hline \end{array} }} \\ です。

同じようにリードします。

 

「ご足すに、しち(5+2=7)」、

「ここ、しち(7)」、

「し足すいち、ご(4+1=5)」、

「ここ、ご(5)」です。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 45 \\ +\: 12 \\ \hline\:\:57\end{array} }} \\ と計算できます。

 

次は、 {\normalsize { \begin{array}{rr} 63 \\ +\: 29 \\ \hline \end{array} }} \\ です。

 

「さん足すく、じゅうに(3+9=12)」、

「ここ、に(2)」、

「指、いち(1)」で、

繰り上がり数を指に置きます。

 

繰り上がり数の計算を、

子どもに見せやすいから、

指に置きます。

 

続いて、

「ろく足すに、はち(6+2=8)」、

「いち(1)増えて、く(9)、ここ」です。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 63 \\ +\: 29 \\ \hline\:\:92\end{array} }} \\ と計算できます。

 

4問目は、 {\normalsize { \begin{array}{rr} 36 \\ +\: 17 \\ \hline \end{array} }} \\ です。

 

「ろく足すしち、じゅうさん(6+7=13)」、

「ここ、さん(3)」、

「指、いち(1)」、

「さん足すいち、し(3+1=4)」、

「いち(1)増えて、ご(5)、ここ」です。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 36 \\ +\: 17 \\ \hline\:\:53\end{array} }} \\ と計算できます。

 

このようなリードで、

筆算のたし算の計算の仕方を、

4問、見せています。

 

計算の速いスピードも、

見せています。

 

(基本  {\normalsize {α}} -041)、(+-  {\normalsize {α}} -032)