計算の中のつながりに、気付く子に育てようとすれば育ちます。

算数の計算につながりがあります。

 

前の計算の発展が、

後の計算になっています。

このように互いにつながっています。

 

最初は、

たし算の中のつながりです。

 

8+1=9 と計算できれば、

(8+1)+1=9+1=10 と計算できます。

 

(8+1)+1=8+2 です。

 

前の計算 8+1 の発展が、

後の計算 8+2 につながっています。

 

3回繰り返せば、

((8+1)+1)+1=(9+1)+1=10+1=11 と計算できます。

 

((8+1)+1)+1=8+3 です。

 

このようなつながりが、

たし算の中にあります。

 

次は、

たし算とひき算のつながりです。

 

7+8=15 のたし算から、

7+□=15、□=8 です。

 

そして、

7+□=15、□=8 を、

15-7=□、□=8 に書き換えます。

 

これが、

たし算とひき算のつながりです。

 

さらに、

たし算とかけ算のつながりです。

 

3+3=6=3×2、

3+3+3=9=3×3、

3+3+3+3=12=3×4、

このようなつながりです。

 

少しわざとらしいことですが、

3+3+3+3=12=3×4、

3+3+3=9=3×3、

3+3=6=3×2、

このような流れから、

3=3=3×1 とできます。

 

また、

かけ算とわり算のつながりもあります。

 

3×4=12 のかけ算から、

3×□=12、□=4 です。

 

そして、

3×□=12、□=4 を、

12÷3=□、□=4 と書き換えます。

 

これが、

かけ算とわり算のつながりです。

 

前の計算の発展が、後の計算になる

ここで紹介したようなつながりを、

子どもが意識できるように教えれば、

小学算数の計算の早いレベルで

気付かせることができます。

 

気付く早さは子どもの感覚次第ですから、

個人差があります。

 

でも、

計算の中の流れを意識できるように教えれば、

遅い子でも、分数計算で気付くようです。

 

計算の中のつながりに気付いている子は、

中学数学の計算の

方程式や因数分解の計算に、

つながりを利用できる子に育っています。

 

(基本  {\normalsize {α}} -071)、(+-  {\normalsize {α}} -055)、(×÷  {\normalsize {α}} -031)