何かと忙しい親ですが、
家で、子どもの算数の宿題を、
教えなければならないときがあります。
そのようなとき、
「悪いのは子どもではない」は、
教える親と、
教えてもらう子どもの
親子関係をより良くできる
魔法の言葉です。
さて、
ひき算の宿題 13-8= で、
集中が切れて、ボ~ッとしています。
見た親は、
アレコレと忙しい中で、
「まただ」、
「集中できないのだから」と、
心の中で思います。
このような子どもが悪いと思う気持ちは、
忙しさで気持ちに余裕がなくなっていることもありますが、
「この子は悪い」と思っていることも関係しています。
実は、
子どもの過去を見ています。
今も集中が切れていますが、
今だけではなくて、
集中が切れることは以前からです。
だから、
「まただ」と思ったとき、
魔法の言葉:
「悪いのは子どもではない」を
心の中で強く意識します。
子どもが悪いと思っている気持ちを、
「悪いのは子どもではない」と、
ハッキリと打ち消します。
こうして、
「いつもなのだから」、
「できるのだから、やってしまいなさい」と、
言いそうになる自分にブレーキをかけます。
そして、
子どもの未来に目を向けます。
算数の宿題をしていて、
集中を切らせて、ボ~ッとしている今を、
未来までそうさせないために、
違う振る舞いをする子にリードします。
集中が切れたままで、
ボ~ッとしている今の
「そうなってほしい」少し先の未来は、
切れている集中を戻すことです。
切れている集中を戻した
「そうなってほしい」少し先の未来に
子どもをリードします。
そのために、
子どもがリードを受け入れる気になるような
穏やかな口調です。
13-8= で止まっていますから、
「ご(5)」と、
まったくの突然のように
答えだけをつぶやきます。
さて、
切れている集中が戻るのは、
まったくの突然です。
少しずつ集中が戻るのではありません。
突然に集中が戻って、
ひき算を計算します。
突然、「ご(5)」と親がつぶやくことで、
突然に集中が戻る体験を、
子どもにさせています。
ひき算の宿題が終わるまで、
10回集中が切れたら、
親は、10回、
突然に集中を戻す体験を
子どもにさせることができます。
集中が切れる回数だけ、
集中を、突然戻す体験を、
親はリードできます。
「悪いのは子どもではない」を利用すれば、
このようなリードができるようになります。
親のリードが変わります。
(基本 -098)、(+- -075)