8+3 や、6+9 のたし算は、
形を変えて、
算数や数学の中に、何回も出てきます。
8+3 と、
の一部分の
は、
違う形です。
6+9 と、
の一部分の
も、
違う形です。
同じたし算に見えません。
ですから、
8+3 が計算できても、
が同じたし算に見えませんから、
計算できないのが普通です。
のかけ算は、
4×8=32 と、4×2=8 の後、
繰り上がりのたし算 8+3 を計算します。
楽に計算できる 8+3 と、
繰り上がりのたし算 8+3 は、
違う形です。
繰り上がりのたし算 8+3 は、
頭の中にあるだけです。
目に見えるように書いてありません。
のかけ算を計算すると、
です。
のたし算に、
8+3 が出ています。
6+9 の分数のたし算に、
6+9 や、8+3 のたし算が出てきます。
(-8・6)-(+3.9) の
正負の加減にも、
6+9 や、8+3 のたし算が出ています。
このように、
形を変えて、
たし算が、何回も出てきます。
見た目の違いはとても大きいのですが、
「はち足すさん」や、
「ろく足すく」の音にすると、
同じです。
変わりません。
教えるとき、
音が同じことを利用できます。
のたし算を手伝うとき、
6と9を隠して、
が見えるようにしてから、
「はち足すさん、じゅういち」と、
こちらの計算を実況中継します。
音にしたたし算は、
子どもが楽に計算できる 8+3 と同じ音です。
同じ音をガイドにして教えれば、
「あぁ、あれだ」と、
子どもは結び付けやすくなります。
のかけ算を実況中継すると、
4と8を下から上に示しながら、
「しはさんじゅうに」、
「ここ、に(2)」、
「指、さん(3)」です。
次に、
4から2を下から斜め上に示しながら、
「しにがはち」、
「はち足すさん、じゅういち」、
「ここ、じゅういち(11)」です。
かけ算の繰り上がりのたし算で
戸惑う子が多いのですが、
たし算を音にする実況中継の教え方をすれば、
同じ音がガイドになって、
「なんだ、たし算だ」と子どもは、
気付きやすくなります。
(-8・6)-(+3.9) の
正負の加減は、
ひき算に見えてしまう子が多いのですが、
足してから、
マイナス(-)を付ける計算です。
実況中継の教え方をすれば、
「ろく足すく」や、
「はち足すさん」の音がガイドになって、
ひき算に見える計算を、
正しくたし算で計算できるようになります。
たし算が、
どのように姿を変えていても、
同じたし算に見えるようになれば、
子どもは大きく育っています。
(基本 -102)、(+- -079)、
(×÷ -038)、(分数 -021)