正負の数の加減は、
自分で、計算をリードしながら進みます。
-1 の全体を見て、
「通分する」と、自分をリードします。
通分すると、
-1 になります。
また全体( -1 )を見て、
「右から左を引く」、
「マイナス(-)を付ける」と、
自分をリードします。
つまり、
右の 1 から、左の を引きます。
1 です。
マイナス(-)を付けて、
-1 です。
別の問題 -1 も全体を見て、
「通分する」とリードします。
通分すると、
-1 です。
この全体( -1 )を見て、
「右から左を引く」、
「引けるように、1を借りる」、
「マイナス(-)を付ける」と、リードします。
自分のリードのように、
1 の 1 を借りて、 にします。
-1=- と進みます。
さらにリードに従って、
から、 を引いて、
です。
これに、マイナス(-)を付けて、
- です。
このような計算の途中式を
順に書きます。
1番目の計算は、
-1
=-1
=-1 です。
2番目の計算は、
-1
=-1
=-
=- です。
このような途中式を書き続けることで、
計算をリードする自分の内面のリーダーを
育てています。
子どもが途中式を書きたがらなくても、
一切の理由を言わずに、
こちらが途中式を実況中継で言うリードで
書かせてしまいます。
途中式を書き続けることで、
自分をリードするリーダーが育ってきます。
そして、
-1の続きの計算の流れが、
-1=-1 の計算の走馬灯を見るように、
頭の中に流れるようになります。
-1 の続きの計算でしたら、
-1=-=- の計算の流れが、
頭の中に、走馬灯のように流れます。
暗算ではありません。
暗算は、計算そのものを
頭の中で行います。
そうではなくて、
計算の流れが走馬灯のように、
頭にス~ッと流れます。
こうなったら、
自分をリードするリーダーが育っていますから、
途中式を省略することができます。
(基本 -111)、(分数 -025)