途中式を書き続ければ、計算をリードする自分の内面のリーダーが育ってきます。

正負の数の加減は、

自分で、計算をリードしながら進みます。

 

 {\Large\frac{1}{3}}-1 {\Large\frac{1}{2}} の全体を見て、

「通分する」と、自分をリードします。

 

通分すると、

 {\Large\frac{2}{6}}-1 {\Large\frac{3}{6}} になります。

 

また全体(  {\Large\frac{2}{6}}-1 {\Large\frac{3}{6}} )を見て、

「右から左を引く」、

「マイナス(-)を付ける」と、

自分をリードします。

 

つまり、

右の 1 {\Large\frac{3}{6}} から、左の  {\Large\frac{2}{6}} を引きます。

 {\Large\frac{1}{6}} です。

 

マイナス(-)を付けて、

-1 {\Large\frac{1}{6}} です。

 

別の問題  {\Large\frac{1}{2}}-1 {\Large\frac{1}{3}} も全体を見て、

「通分する」とリードします。

 

通分すると、

 {\Large\frac{3}{6}}-1 {\Large\frac{2}{6}} です。

 

この全体(  {\Large\frac{3}{6}}-1 {\Large\frac{2}{6}} )を見て、

「右から左を引く」、

「引けるように、1を借りる」、

「マイナス(-)を付ける」と、リードします。

 

自分のリードのように、

 {\Large\frac{2}{6}} の 1 を借りて、 {\Large\frac{8}{6}} にします。

 

 {\Large\frac{3}{6}}-1 {\Large\frac{2}{6}} {\Large\frac{3}{6}} {\Large\frac{8}{6}} と進みます。

 

さらにリードに従って、

 {\Large\frac{8}{6}} から、 {\Large\frac{3}{6}} を引いて、

 {\Large\frac{5}{6}} です。

 

これに、マイナス(-)を付けて、

 {\Large\frac{5}{6}} です。

 

このような計算の途中式を

順に書きます。

 

1番目の計算は、

 {\Large\frac{1}{3}}-1 {\Large\frac{1}{2}}

 {\Large\frac{2}{6}}-1 {\Large\frac{3}{6}}

=-1 {\Large\frac{1}{6}} です。

 

2番目の計算は、

 {\Large\frac{1}{2}}-1 {\Large\frac{1}{3}}

 {\Large\frac{3}{6}}-1 {\Large\frac{2}{6}}

 {\Large\frac{3}{6}} {\Large\frac{8}{6}}

=- {\Large\frac{5}{6}} です。

 

このような途中式を書き続けることで、

計算をリードする自分の内面のリーダーを

育てています。

 

子どもが途中式を書きたがらなくても、

一切の理由を言わずに、

こちらが途中式を実況中継で言うリードで

書かせてしまいます。

 

途中式を書き続けることで、

自分をリードするリーダーが育ってきます。

 

そして、

 {\Large\frac{1}{3}}-1 {\Large\frac{1}{2}}の続きの計算の流れが、

 {\Large\frac{2}{6}}-1 {\Large\frac{3}{6}}=-1 {\Large\frac{1}{6}} の計算の走馬灯を見るように、

頭の中に流れるようになります。

 

 {\Large\frac{1}{2}}-1 {\Large\frac{1}{3}} の続きの計算でしたら、

 {\Large\frac{3}{6}}-1 {\Large\frac{2}{6}} {\Large\frac{3}{6}} {\Large\frac{8}{6}}=- {\Large\frac{5}{6}} の計算の流れが、

頭の中に、走馬灯のように流れます。

 

暗算ではありません。

暗算は、計算そのものを

頭の中で行います。

 

そうではなくて、

計算の流れが走馬灯のように、

頭にス~ッと流れます。

 

こうなったら、

自分をリードするリーダーが育っていますから、

途中式を省略することができます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -111)、(分数  {\normalsize {α}} -025)