を、
- と書き換えてから
因数分解する子がいます。
を、
そのまま因数分解する子もいます
どちらの子も、因数分解しています。
同じような計算をしています。
因数分解を計算する力は、
どちらの子も高くて、
そして同じレベルです。
少し複雑な式 を
因数分解することができます。
それなのに、
解き方が少し違います。
- と書き換える子は、
因数分解の目的を約分することと、
ハッキリ意識しています。
だから、
因数分解した後の因数を、
見比べやすいように、
「x→y→z」の順に書き換えています。
この子の解き方で、
因数分解します。
すると、
-=- です。
分母と分子に、
(x+y+z) があります。
約分できます。
約分すると、
- です。
因数分解する目的を、
約分するためと理解して、
「x→y→z」の順に書き換えてから、
因数分解しています。
楽に約分できます。
計算の目的を考えないで、
を、
そのまま因数分解してみます
= です。
約分が、
少し難しくなります。
さて、
因数分解する目的を、
少しも考えないのは今です。
因数分解する目的を、
先に考える子に変わるのも、
実は、同じ今です。
だから、この子に、
説明抜きで、
=- と、
こちらが書き換えてしまいます。
こうするだけでこの子は、
「どうして書き換えたの?」と
自分に問います。
そして、
因数分解したとき、
約分が楽になることに気付きます。
「なるほど、約分するための因数分解だ」と、
因数分解する目的を理解します。
(基本 -126)、(分数 -035)