中学数学や、
高校数学を楽しむのが、
「答えを作り出す」、あるいは、
「答えを生み出す」解き方です。
そして、
「答えを作り出す」、あるいは、
「答えを生み出す」解き方に、
子どもを導くことができる計算は、
連立方程式です。
経験から生まれた仮説です。
ほぼ正しいと思われる仮説です。
例えば、
のような連立方程式です。
解く前に、
「どっち消す?」と聞きます。
のように、
x と、y に付いている数(係数)だけを見て、
子どもは、「 y を消す」と答えます。
「そう」と受けてから、
「どうするの?」と聞きます。
上の式と、下の式を示しながら、
「これから、これを引く」のように答えます。
子どもの答えのように
上の式から、下の式を引くと、
3x=9 です。
この x だけの方程式を
「作り出す」、あるいは、
「生み出す」解き方です。
この子は、
「 y を消す」と、そして、
「これから、これを引く」のように答えるとき、
x か、y のどちらか一方だけの方程式を
作り出そうとしています。
y に付いている数(係数)が、
2つの式で、+3 ですから、
上から下の式を引けば、
y を消すことができて、
x だけの方程式を生み出せると分かっています。
「答えを作り出す」、あるいは、
「答えを生み出す」解き方をしています。
別の連立方程式の例です。
のような連立方程式です。
解く前に、
「どうするの?」と聞きます。
子どもは、
y=x+3 の x+3 を示して、
「これ、ここに代入する」と言いながら、
x+y=1 の y を示します。
この子の答えのように、
上の式を、下の式の y に代入すると、
x+(x+3)=1 です。
x だけの方程式ができます。
連立方程式 を見て、
「どうするの?」と聞かれた子は、
上の式を、下の式の y に代入すると、
x だけの方程式が生み出されると分かっています。
このようにして、
「答えを作り出す」、あるいは、
「答えを生み出す」解き方をしています。
連立方程式を解く前に、
式を見て、
解き方を聞くリードをすれば、
「答えを作り出す」、あるいは、
「答えを生み出す」解き方を育てることができます。
(基本 -132)、(分数
-040)