-(+5)-(-
)
=-4+
のような解き方をします。
途中式を、
かなり省略しています。
この子の頭の中の
計算の動きを想像します。
問題 -(+5)-(-
) を見て、
頭の中で、
かっこを外して -5+
として、
通分して -5+
として、
引けるように -4+
とします。
頭の中で計算を進めるとき、
先に計算の仕方を決めて、
その計算をするだけの狭い部分だけを見て、
計算しています。
問題 -(+5)-(-
) の
「かっこを外す」と先に決めて、
かっこを外すための狭い部分:
符号 -(+ や、-(- だけを見て、
数字 5 や、
を見ません。
そして、符号を、
-(+ を、- に、
-(- を、+ にしてから、
かっこを外します。
-5+
です。
かっこを外した -5+
を見て、
「通分する」と先に決めて、
通分するためだけの狭い部分:
2つの分母
だけを見て、
最小公倍数 15 を出してから、
のように通分します。
ここまでで、
-5+
になります。
この通分した -5+
を見て、
「左から右を引く」、
「答えにマイナス(-)を付ける」と先に決めて、
引くためだけの狭い部分:
左の分子 3 と、右の分子 5 を見て、
引きたいのですが、引けません。
「引けるようにする」と先に決めて、
左の 5 の 5 から、1 を借りて、
4 にしてから、途中式を書きます。
それが、
-(+5)-(-
)
=-4+
です。
この続きは、
書いた式 -4+
を見て、
「左から右を引く」、
「答えにマイナス(-)を付ける」ですから、
4 から、
を引いて、4
に、
マイナス(-)を付けて、
-4 です。
答えを書いて、
-(+5)-(-
)
=-4+
=-4 と計算できます。
このような途中式の省略は、
自然にやり始めますから、それまでは、
1ステップごとに
何をするのかを先に決めてから、
途中式を書くようにします。
問題 -(+5)-(-
)を見て、
かっこを外すと、先に決めてから、
-5+
と、
かっこを外した式を書きます。
途中式です。
次に、
この途中式 -5+
を見て、
通分すると先に決めてから、
-5+
と通分します。
別の途中式です。
続いて、
通分した式 -5+
を見て、
左から右を引いて、マイナス(-)を付けると
先に計算の仕方を決めます。
先に決めたように、
左から右を引こうとしても、引けません。
だから、
引けるようにしてから引くと先に決めて、
-4+
とします。
続く途中式です。
これで、
左から右を引けます。
引いて、マイナス(-)を付けて、
-4 です。
計算の流れで、
1ステップごとの途中式を書きます。
-(+5)-(-
)
=-5+
=-5+
=-4+
=-4 です。
計算の1ステップごとに、
何をするのかを先に決めてから、
途中式を書くようにすると、
少しずつ頭の中で計算できるようになり、
途中式を省略する子に育ちます。
(基本 -133)、(分数
-040)