子どものできているところだけを選んで見ます。そして、できている力を利用して、正しい計算をリードします。

65÷(-13)

=-65× {\Large\frac{13}{1}} と計算します。

 

間違えています。

 

-65× {\Large\frac{1}{13}} と、

こうなれば、正しい計算です。

 

続きの計算は、

途中で約分するために、

 {\Large\frac{65}{1}}× {\Large\frac{1}{13}} と書いてから、

 \require{cancel}\displaystyle {\frac{\begin{matrix}5\\\cancel{65}\end{matrix}\,}{1}}× \require{cancel}\displaystyle {\frac{1}{\begin{matrix}\cancel{13}\\1\end{matrix}\,}} と約分します。

 

掛けると、

 {\Large\frac{5}{1}}=-5 と計算できます。

 

さて、こちらは、

子どもの計算 65÷(-13)=-65× {\Large\frac{13}{1}} を見て、

「間違えている」としません。

 

「先に、+か、-を決めている」、

「-と、正しく決めている」、

「÷を×に直して、分数として計算しようとしている」と、

できているところを次々に見ていきます。

 

つまり、

「何をできないのか?」、

「どこを間違えているのか」ではありません。

 

「何ができているのか?」、

「どこと、どこと、・・・ができているのか?」とします。

 

できているところを知った後、

この子に聞きます。

「65÷13?」です。

 

すると、子どもは、

「5」と即答します。

 

こちらの子どもの見方がプラスです。

マイナス面を少しも見ていません。

 

このような見方をするこちらが、

「65÷13?」と聞きます。

 

愛に包まれた優しい雰囲気です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -136)、(分数  {\normalsize {α}} -042)