と、
を解きます。
この2つの連立方程式を組にします。
子どもの心を刺激することができます。
まず、
を解く前に、
「何を消す?」、
「どうする?」と子どもに聞きます。
子どもは、
「 z を消す」としてから、
1番目と2番目の式を示しながら、
「これとこれを足す」と、答えます。
こう答えたように、
子どもが解きます。
そして、
x=7、y=2、z=4 と、
答えを出します。
正しい答えです。
それから、
を解く前に、
解き終わった と、
見比べさせます。
2つの連立方程式を示して、
「どう違う?」と聞きます。
それぞれの3つの式で、
y に付いている数(係数)が、
2倍です。
残りは、
すべて同じです。
2倍になっていることを、
子どもが答えてくれた後、
「 y の答えは、どうなる?」と聞きます。
子どもは、
「2倍」と答えてくれます。
正しくは、
倍(半分)です。
子どもの答え「2倍」は、
間違えていますが、
を解くことで、
「2倍」かどうかを確かめられますから、
解く気持ちが強くなります。
解きながら子どもは、
「 x や、z は変わらないのだろうか?」、
「 y の答えだけが変わるのだろうか?」、
「2倍だろうか?」のような疑問を持っています。
このような解き方をしている子は、
数学の新しい学び方を体験しています。
課題(仮説: y の答えは2倍)を持って、
解く解き方です。
実は、
このような連立方程式には、
線形といわれる性質があります。
「 y の答えは、どうなる?」のような質問で、
子どもに、疑問を先に持たせて、
連立方程式を解かせることで、
疑問(仮説)を解決するような
今までと違う解き方を体験させています。
(基本 -138)、(分数
-044)