親:「集中して!」、子:「分かっている!」の感情的なやり取りの流れを変えることは、すぐにできます。

ボ~ッとして、

計算から離れています。

 

見た親は、子に、

「集中して!」と、

声を掛けます。

 

言われた子は、

内心で、

「分かっている!」と感じます。

 

親:「集中して!」、

子:「分かっている!」のやり取りは、

親から子に、

代々続いています。

 

このような親から子への代々続く流れを、

子が変えるのは難しいでしょう。

 

流れを変えることができるのは、

子育て中の親です。

 

「集中して!」と、

今まで言い続けてきたとしても、

今日は、違うことをできます。

 

「代々続く流れを変える」と決めて、

集中が切れて止まっている { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 64 \\ - 35 \\ \hline \end{array} }} \\ を、

親が計算して見せます。

 

そして、

子を計算に参加させます。

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 64 \\ - 35 \\ \hline \end{array} }} \\ の4と5を示しながら、
「4から5、引けない」、
「1借りる」、
「14-5=9」、
「ここ、9」です。

 

子の計算と同じ計算を、

親が代行して計算しています。

 

切れている集中を戻して、

また計算している動画見本です。

 

「集中して!」と言われて、

「分かっている!」の流れを、

いつものように予想していた子は、

「えっ、どうしたの?」と、驚きます。

 

でも、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:64 \\ -\: 35\\ \hline \:\:\:\:9\end{array} }} \\ と書きます。

 

子が書いたのを見てから、

親は、動画見本を続けます。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:64 \\ -\: 35\\ \hline \:\:\:\:9\end{array} }} \\ の6を示して、

「1減って、5」、

「5-3=2」、

「ここ、2」です。

 

親:「集中して!」、

子:「分かっている!」の流れが、

ガラっと変わったことを感じた子は、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:64 \\ -\: 35\\ \hline \:29\end{array} }} \\ と書いて、

次の問題 { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 52 \\ - 38 \\ \hline \end{array} }} \\ を計算し始めます。

 

流れを変えると先に決めて、

今までとは違うことをすれば、

どれだけ長く親から子へと代々続いている流れであっても、

すぐ変わります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -143)、(+-  {\normalsize {α}} -093)