算数の計算を、単位のない数字の計算として教えます。中学の数学につながりやすくなります。

20-4= の教え方の一つです。

 

2つの10円玉の絵を、

子どもの見ている前で書いて、

そして、

「4円使うと、いくら残る?」と聞きます。

 

20円から、

4円使うのですから、

16円残ります。

 

実際にはどうなるでしょうか?

 

10円玉は2つあります。

 

4円使うのですから、

10円玉1つを使って、

おつりが、6円です。

 

すると、手元に残るのは、

使わなかった 10円玉1つと、

おつりの 6円ですから、

合わせて、16円が残ります。

 

このようなことから、

20-4=16 を期待する教え方です。

 

さて、

算数の計算を習う目的は、

数学の計算の基礎としてでしょう。

 

数学の数は、量ではありません。

 

お金の単位の「円」や、

長さの単位の「m」などが付いていません。

 

算数の計算としての 20-4= を、

「円」のような単位を付けない数として、

計算の仕方を習っておいたら、

中学からの数学になっても、

20-4= の力を、そのまま生かせます。

 

ですから、

20-4= を、

数として計算する方法を教えます。

 

20-4= の0を隠して、

「じゅう引くし、ろく(10-4=6)」、

= の2つ数字分右を示して、

「ここ、ろく(6)」です。

 

20-4=  6 と、

子どもが書きます。

 

続いて、

2を示して、

「いち減って、いち」、

= のすぐ右を示して、

「ここ、1」です。

 

これで、

20-4=16 と計算できます。

 

このように、

こちらが計算してしまう動画見本の実況中継で、

2~3問、同じように教えます。

 

子どもは、

ゲームのような感覚で、

こちらの計算を見て、

「あぁするのか!」と、

計算の仕方をつかみます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -187)、(+-  {\normalsize {α}} -118)