仲間(同類項)の説明例です。
数係数以外の文字因数が
全く同じな単項式をいう。
たとえば、
3ab 、-5ab 、-ab は同類項。
また、多項式 3-2x+4-3x+5 においては、
-2x と -3x 、4 と 5 とが
それぞれ同類項である。
なお一般に、
ある文字に着目し、
他の文字因数と数因数の積全体を
その文字の係数とみて、
着目した文字因数についての
同類項ということがある。
たとえば、
3abxy 、-5xy 、bxy は
xy についての同類項である。
このような説明を読んで、
「なるほど!」と、
理解できるとしたら、
同類項の計算に慣れた後でしょう。
計算に慣れる前に、
このような説明で教えられても、
理解できないのですから、
後に回します。
先に、
簡単な計算例を見て、
まねして計算する練習を繰り返します。
でも、
例の見方がかたよっていれば、
正しい計算をできません。
そうですが、
何から何まで間違えることもありません。
算数や数学の計算力が、
同類項の計算まで進んでいれば、
かなりの部分を正しく計算できます。
かなりの部分は、正しくて、
わずかな一部分は、間違えています。
こうなっています。
例えば、
-+xy+xy+ を、
-+xy+xy+ と通分する間違いです。
通分の間違いではありません。
通分する必要のない部分も、
通分している間違いです。
仲間(同類項)は、
「 xy 」だけです。
仲間(同類項)をまとめる計算ができるのは、
-+xy+xy+ の一部分、
xy+xyだけです。
- と、 は、
そのまま残します。
xy+xyをまとめる計算は、
通分して足す計算です。
通分すると、
xy+xyですから、
足すと、
xy です。
さて、
計算の流れを初めからみます。
-+xy+xy+ から、
仲間(同類項)を見つけると、
xy と、xy の2つです。
同じ仲間(同類項)をまとめると、
xy+xy=
xy+xy=
xy です。
-+xy+xy+ の
- と、 は、
仲間(同類項)がありませんから、
通分しません。
ここまで理解できれば、
全体の計算の流れを書くことができます。
-+xy+xy+=
-+xy+xy+=
-+xy+ です。
計算の一部分の間違いを正すことで、
仲間(同類項)を見つけて、
同じ仲間(同類項)をまとめることと、
計算の流れを理解し始めます。
そして、
このような計算に慣れた後、
仲間(同類項)の説明を聞けば、
「なるほど!」と理解できます。
(基本 -190)、(分数 -066)