集中力を育てる意外な方法が、子どもの計算スピードを速めることです。

16÷3=、15÷2=、31÷4=、31÷5=、

11÷3=、14÷4=、7÷3=、20÷6=、

30÷7=、24÷5=、25÷8=、25÷9=、

このようなわり算を50問計算します。

 

この子は、

楽にスラスラと計算できます。

 

16÷3= でしたら、

商(答え) 5 が、

浮かぶ感覚を持っています。

 

3×5=15 に。

1 を足せば、

16になりますから、

あまり 1 です。

 

このような計算の仕方で、

16÷3=5・・・1 と計算します。

 

ただ、

集中力が、もう少しほしいと、

この子の計算を見ていると感じます。

 

集中力はありますから、

計算しています。

 

楽にスラスラとした計算です。

 

が、

集中力が、

もう少しよくなりそうな・・・です。

 

このようなとき、

経験から生まれた仮説ですが、

計算のスピードを少し速くするようにリードすれば、

集中力が育ちます。

 

「できるでしょ!」、

「もっと集中して・・・」と、

言わなくていいのです。

 

ただ、

この子の計算のスピードを

速めるようにリードするだけで、

集中力が育ちます。

 

15÷2= の ÷ を、

素早い動作で示してすぐ、

歯切れのいい早口で、

「しち」と言い、

15÷2=7 と子どもが書くのを待ち、

書いたらすぐに、早口で、

「2×7=14」、

「1足して、15」、

「点点点(・・・)、1」とリードします。

 

このリードで子どもが、

15÷2=7・・・1 と書き終わったら、

次の問題 31÷4= の ÷ を、

素早い動作で示してすぐ、

「しち」と言い、

31÷4=7 と子どもが書くのを待ち、

書いたらすぐに、早口で、

・・・と、リードしていきます。

 

こちらの素早い動作と、

歯切れのいい早口に影響されて、

子どもの動作は、すぐ、

速くなります。

 

実況中継を見せるリードで、

子どもの計算スピードを速めます。

 

そうすると自然に、

子どもの集中がよくなります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -200)、(×÷  {\normalsize {α}} -047)

 {\scriptsize {参照:蔵一二三、「計算の教えない教え方 かけ算わり算」(2018)。アマゾン}}

計算の教えない教え方 かけ算わり算―たかが計算 されど算数の根っこ そして人育て