プツプツと区切った計算を実況中継すると、子どもは、計算手順として、つなげることを楽しみます。

1~2秒の短時間の動作を、

区切りながら重ねます。

 

つなげません。

プツプツと区切ります。

子どもの大好きな教えられ方です。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 324 \\ +\: 257 \\ \hline \end{array} }} \\ の教え方で、例示します。

 

4 と 7 を示しながら(一区切り)、

「し、足す、しち、じゅういち(4+7=11)」(一区切り)、

「いち(1)」(一区切り)です。

 

「4 と 7 を示しながら」が一区切りです。

 

「し、足す、しち、じゅういち(4+7=11)」は、

続いていますが、

別の一区切りです。

 

「いち(1)」も続いていますが、

また別の一区切りです。

 

続いている3つの一区切りです。

プツプツと区切ります。

つなげません。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 324 \\ +\: 257 \\ \hline\:\:\:\:\:\:1\end{array} }} \\ と、子どもが書きます。

 

子どものすることですが、

これも一区切りです。

 

次に、

2 と 5 を示しながら(一区切り)、

「に、足す、ご、しち(2+5=7)」(一区切り)、

「いち(1)増えて、はち(8)」(一区切り)です。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 324 \\ +\: 257 \\ \hline\:\:81\end{array} }} \\ と、子どもが書きます。

 

そして、

3 と 2 を示しながら(一区切り)、

「さん、足す、に、ご(3+2=5)」(一区切り)です。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 324 \\ +\: 257 \\ \hline581\end{array} }} \\ と、子どもが書きます。

 

このように区切りながら、

計算の実況中継を見せます。

 

こちらの計算を見せるだけで、

説明をしませんから、

子どもの内面のリーダーが、

「どうやっている?」と、自然に考えながら見ます。

 

プツプツと区切って見せるだけで、

つなげようとしていませんから、

「どうやっている?」と考えて見ている子は、

自然に、区切りをつなげて、

計算手順を理解します。

 

区切りをつなげることを、

子どもに任せるようにすると、

つなげることが面白いようです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -223)、(+-  {\normalsize {α}} -141)