割り切れるわり算 24÷4= も、あまりのあるわり算 27÷4= も、九九を利用すれば計算できます。慣れるまで、戸惑います。

24÷4= のような

割り切れるわり算の計算の仕方です。

 

4 の段の九九を下から唱えて、

答え 24 を探します。

これだけです。

 

しいちがし(4×1=4)、

しにがはち(4×2=8)、

しさんじゅうに(4×3=12)、

ししじゅうろく(4×4=16)、

しごにじゅう(4×5=20)、

しろくにじゅうし(4×6=24)。

 

この「しろくにじゅうし(4×6=24)」で、

答え 24 が出て、

4×6=24 の 6 が、

24÷4= の答えです。

 

あえて言葉で説明すれば、

24÷4= は、

「し(4)に、何かを掛けて、にじゅうし(24)にする何か」です。

 

24÷4=6 です。

 

九九の1つの段を、

6 秒で言える子です。

 

4×6= を見たら、

答え 24 が、

九九の音を使わずに、

すぐに浮かびます。

 

ですが、

24÷4= は、

少し違う九九の使い方です。

 

初めての九九の使い方です。

 

つまり、

24÷4= のわり算でしたら、

4 の段の九九の答えが、

24 になるまで唱えて、

6 を探す使い方です。

 

これだけのことですが、

慣れるまで戸惑います。

 

さらに、

27÷4= のような

あまりの出るわり算は、

とても戸惑います。

 

計算の仕方は、

シンプルなのですが、

慣れるまで戸惑いが続きます。

 

九九だけを利用する計算ではなくて、

さらに、

ひき算とするか、

たし算とするかの

どちらかも使います。

 

九九の利用と、

ひき算のような、

あるいはたし算ともとれる計算の仕方を、

27÷4= で説明します。

 

27÷4= の 27 を見て、

4 の段の九九の答えが、

27 以上になるようにします。

 

しいちがし(4×1=4)、

しにがはち(4×2=8)、

しさんじゅうに(4×3=12)、

ししじゅうろく(4×4=16)、

しごにじゅう(4×5=20)、

しろくにじゅうし(4×6=24)、

ししちにじゅうはち(4×7=28)。

 

これで、

27 以上になります。

 

「ししちにじゅうはち(4×7=28)」の

1 つ前の

「しろくにじゅうし(4×6=24)」の

6 が、答えです。

 

そして、

4×6=24 の 24 と、

27÷4= の 27 との差、

3 が、あまりです。

 

これから、

27÷4=6・・・3 と計算します。

 

この計算の仕方の理由です。

 

27=4×1+23 、

27=4×2+19 、

27=4×3+15 、

27=4×4+11 、

27=4×5+7 、

27=4×6+3 、

27=4×7+(-1)。

 

この一連の式から、

4 の段の九九を下から、

「しいちがし(4×1=4)」と唱えて、

答えが、27 以上は、

4×7=28 です。

 

でもこれですと、

27=4×7+(-1) から、

あまりが、-1 になってしまいます。

 

1 つ前の

4×6=24 にすると、

27=4×6+3 から、

あまりが、3 になります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -260)、(+-  {\normalsize {α}} -166)、(×÷  {\normalsize {α}} -062)