たし算 7+8= や、ひき算 13-6= や、九九 8×4= や、わり算 18÷3= の感覚は、それぞれ 81 個が対象です。算数計算の基礎です。

たし算 7+8= や、

ひき算 13-6= や、

九九 8×4= や、

わり算 18÷3= の問題を見たら、

見ただけで、

答えを浮かべる感覚があります。

 

たし算の感覚の対象の問題は、

「1けた+1けた」のたし算で、

1+1= 、2+1= 、3+1= 、・・・、

・・・、7+9= 、8+9= 、9+9= の

81 個のたし算です。

 

この 81 個のたし算は、

答えが 9 までの 36 個と、

答えが 10 以上の 45 個の

2つに分けられます。

 

答えが 9 までの 36 個です。

1+1=、2+1=、3+1=、4+1=、5+1=、

6+1=、7+1=、8+1=、1+2=、2+2=、

3+2=、4+2=、5+2=、6+2=、7+2=、

1+3=、2+3=、3+3=、4+3=、5+3=、

6+3=、1+4=、2+4=、3+4=、4+4=、

5+4=、1+5=、2+5=、3+5=、4+5=、

1+6=、2+6=、3+6=、1+7=、2+7=、

1+8=。

 

答えが 10 以上の 45 個です。

9+1=、8+2=、9+2=、7+3=、8+3=、

9+3=、6+4=、7+4=、8+4=、9+4=、

5+5=、6+5=、7+5=、8+5=、9+5=、

4+6=、5+6=、6+6=、7+6=、8+6=、

9+6=、3+7=、4+7=、5+7=、6+7=、

7+7=、8+7=、9+7=、2+8=、3+8=、

4+8=、5+8=、6+8=、7+8=、8+8=、

9+8=、1+9=、2+9=、3+9=、4+9=、

5+9=、6+9=、7+9=、8+9=、9+9=。

 

この 81 個のたし算の問題を見たら、

答えが浮かぶ感覚が、

たし算の感覚です。

 

このたし算の感覚を持っていれば、

筆算のたし算を楽に修得できます。

 

筆算のたし算  {\normalsize { \begin{array}{rr} 13 \\ +\: 26 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 63 \\ +\: 29 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 99 \\ +\: 72 \\ \hline \end{array} }} \\ は、

一部分を除いて、

すべて、81 個のたし算の組み合わせです。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 99 \\ +\: 72 \\ \hline \end{array} }} \\ の十の位のたし算は、

9+7=16 に、

繰り上がり数 1 を足して、

16+1=17 のたし算です。

 

81 個のたし算とは違います。

 

でも、

たし算の感覚を持っていれば、

16+1=17 を

スラスラと計算できます。

 

 

ひき算の感覚の対象の問題は、

たし算の感覚の逆の計算です。

 

1+1=2 の逆の計算が、

2-1= です。

 

7+6=13 の逆が、

13-7= です。

 

たし算の感覚の逆ですから、

81 個のひき算です。

 

この 81 個のひき算は、

「1 けた-1 けた」の 36 個と、

「2 けた-1 けた」の 45 個の

2 つに分けられます。

 

「1 けた-1 けた」の 36 個です。

2-1=、3-2=、4-3=、

5-4=、6-5=、7-6=、

8-7=、9-8=、

3-1=、4-2=、5-3=、

6-4=、7-5=、8-6=、

9-7=、

4-1=、5-2=、6-3=、

7-4=、8-5=、9-6=、

5-1=、6-2=、7-3=、

8-4=、9-5=、

6-1=、7-2=、8-3=、

9-4=、

7-1=、8-2=、9-3=、

8-1=、9-2=、9-1=。

 

「2 けた-1 けた」の 45 個です。

10-9=、10-8=、11-9=、

10-7=、11-8=、12-9=、

10-6=、11-7=、12-8=、

13-9=、

10-5=、11-6=、12-7=、

13-8=、14-9=、

10-4=、11-5=、12-6=、

13-7=、14-8=、15-9=、

10-3=、11-4=、12-5=、

13-6=、14-7=、15-8=、

16-9=、

10-2=、11-3=、12-4=、

13-5=、14-6=、15-7=、

16-8=、17-9=、

10-1=、11-2=、12-3=、

13-4=、14-5=、15-6=、

16-7=、17-8=、18-9=。

 

この 81 個のひき算の問題を見たら、

答えが浮かぶ感覚が、

ひき算の感覚です。

 

このひき算の感覚を持っていれば、

筆算のひき算を楽に修得できます。

 

筆算のひき算  {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:857 \\ - \: 634 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:761 \\ - \: 247 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:805 \\ - \: 267 \\ \hline \end{array} }} \\ は、

すべて、81 個のひき算の組み合わせです。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:805 \\ - \: 267 \\ \hline \end{array} }} \\ の計算は、

15-7=、9-6=、

8-1=、7-2= の組み合わせです。

 

 

九九の感覚の対象の問題は、

2 の段~9 の段の 81 個の九九です。

 

2 の段の九九を、

「にいちがに、ににんがし、・・」から、

「にくじゅうはち」まで、

スラスラと言えることと違います。

 

九九の感覚です。

2×7= を見たら、

瞬時に、答え 14 が心に浮かびます。

これが感覚です。

 

2×7= を見て、

「にしちじゅうし」と、

頭の中で音を唱えて、

答え 14 を出すのは、

瞬間ではありませんし、

答えの出し方が分かりますから、

感覚ではありません。

 

九九の感覚は、

2×7= を見るだけで、

答え 14 が、心に浮かびますから、

瞬時ですし、

どのようにしているのか分からないのです。

 

この九九の感覚を持っていれば、

繰り上がりのたし算で、

戸惑うことがあるくらいで、

筆算のかけ算を修得できます。

 

筆算のかけ算  {\normalsize {  \begin{array}{rr}  43 \\ \:\times  \:\:\:\: 2 \\ \hline \end{array}  }}\\ や、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 4 \\ \hline \end{array}  }}\\ や、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  24 \\ \:\times  \:\:\:\: 9 \\ \hline \end{array}  }}\\ は、

81 個の九九と、

繰り上がりのたし算の組み合わせです。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  43 \\ \:\times  \:\:\:\: 2 \\ \hline \end{array}  }}\\ は、

2×3=6 と、2×4=8 の九九だけです。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  67 \\ \:\times  \:\:\:\: 4 \\ \hline \end{array}  }}\\ は、

4×7=28 と、4×6=24 と、

24+2=26 の九九とたし算です。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  24 \\ \:\times  \:\:\:\: 9 \\ \hline \end{array}  }}\\ は、

9×4=36 と、9×2=18 と、

18+3=21 のたし算です。

 

繰り上がりのたし算 18+3=21 に、

たし算の繰り上がりがあります。

 

さまざまな繰り上がりのたし算で、

戸惑う子が多いところです。

 

 

わり算の感覚の対象の問題は、

九九の感覚の逆の計算です。

 

2×5=10 の逆の計算が、

10÷2=5 です。

 

7×8=56 の逆が、

56÷7=8 です。

 

九九の感覚の逆ですから、

81 個のわり算です。

 

81 個のわり算を並べます。

2÷2=1、4÷2=2、6÷2=3、

8÷2=4、10÷2=5、12÷2=6、

14÷2=7、16÷2=8、18÷2=9、

 

3÷3=1、6÷3=2、9÷3=3、

12÷3=4、15÷3=5、18÷3=6、

21÷3=7、24÷3=8、27÷3=9、

 

4÷4=1、8÷4=2、12÷4=3、

16÷4=4、20÷4=5、24÷4=6、

28÷4=7、32÷4=8、36÷4=9、

 

5÷5=1、10÷5=2、15÷5=3、

20÷5=4、25÷5=5、30÷5=6、

35÷5=7、40÷5=8、45÷5=9、

 

6÷6=1、12÷6=2、18÷6=3、

24÷6=4、30÷6=5、36÷6=6、

42÷6=7、48÷6=8、54÷6=9、

 

7÷7=1、14÷7=2、21÷7=3、

28÷7=4、35÷7=5、42÷7=6、

49÷7=7、56÷7=8、63÷7=9、

 

8÷8=1、16÷8=2、24÷8=3、

32÷8=4、40÷8=5、48÷8=6、

56÷8=7、64÷8=8、72÷8=9、

 

9÷9=1、18÷9=2、27÷9=3、

36÷9=4、45÷9=5、54÷9=6、

63÷9=7、72÷9=8、81÷9=9。

 

このわり算の感覚を持っていれば、

あまりのあるわり算を修得できます。

 

14÷5= のわり算は、

14 を、14=10+4 に分けて、

10÷5=2 のわり算の感覚を利用して、

14÷5=2・・・4 と計算します。

 

たし算 7+8= や、

ひき算 13-6= や、

九九 8×4= や、

わり算 18÷3= の感覚を持てば、

その後の計算を楽に修得できます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -293)、(+-  {\normalsize {α}} -189)、(×÷  {\normalsize {α}} -072)