帯分数を仮分数に、
書き換える計算です。
6= や、
8= や、
5= のような問題です。
計算の仕方を知っている子です。
例えば、
8= でしたら、
分母 9 と、
横に付いている 8 を掛けて、
9×8=72 と計算して、
分子 5 を足して、
72+5=77 と計算して、
8= と、仮分数にします。
分母が、9 のように、
1 けたですから、
9×8=72 と暗算で計算できます。
でも、
6= のように、
分母が、2 けたの 13 になると、
暗算で計算することが難しくなります。
だから、
のように、
筆算の式を書いて、計算します。
この筆算のかけ算を、
問題 6= の近くの
余白で計算します。
そして、
のように計算してから、
分子 3 を、暗算で足して、
78+3=81 として、
6= と、仮分数にします。
さて、
この計算を、こちらがするのでしたら、
計算する前に、
計算の仕方と、
どこの余白を利用するのかを決めます。
決めるのは、
こちらの内面のリーダーです。
それから、
計算の仕方と、
余白の場所を決めたリーダーは、
こちら自身をリードして、
「ここで計算する」と決めた余白で、
と計算します。
このような余白の利用の仕方を、
つまり、
リーダーの役割を、
子どもの内面のリーダーに教えます。
言葉で説明すると、
とても長くなります。
しかも、
「あなたの内面のリーダー」や、
「そのリーダーが、
あなた自身をリードして計算している」などと、
言葉で説明しても、
子どもを迷わせるだけです。
ですから、
子どもと一緒に計算するつもりで、
子どもをリードします。
まず、
6= を計算する前に、
計算の仕方を、
子どもに聞きます。
「どうやるの?」です。
この子は、
計算の仕方を知っていますから、
教えてくれます。
6= の 13 と、6 と、3 を、
この順に示しながら、
「これとこれを掛けてから、これを足す」のような感じです。
「うん、そう」と受けてから、
6= の 13 と、6 を示しながら、
「これとこれのかけ算、ここ」と言って、
示した余白に、
こちらが、
を書きます。
そして、
次の問題 8= や、
5= を、
それぞれ示しながら、
「これ、ここで」、
「これ、ここで」と、
計算する余白を教えます。
このように、
子どもの内面のリーダーに、
余白の使い方を教えるだけで、
余白の計算が美しくなります。
余白の場所を先に決めていることで、
美しい使い方になります。
(基本 -304)、(×÷ -077)、(分数 -096)