帯分数を仮分数に書き換える計算を、余白で計算させます。美しい余白の使い方を伝授します。

帯分数を仮分数に、

書き換える計算です。

 

 {\Large\frac{3}{13}}= や、

 {\Large\frac{7}{15}}= や、

 {\Large\frac{1}{17}}= のような問題です。

 

計算の仕方を知っている子です。

 

例えば、

 {\Large\frac{5}{9}}= でしたら、

分母 9 と、

横に付いている 8 を掛けて、

9×8=72 と計算して、

分子 5 を足して、

72+5=77 と計算して、

 {\Large\frac{5}{9}} {\Large\frac{77}{9}} と、仮分数にします。

 

分母が、9 のように、

1 けたですから、

9×8=72 と暗算で計算できます。

 

でも、

 {\Large\frac{3}{13}}= のように、

分母が、2 けたの 13 になると、

暗算で計算することが難しくなります。

 

だから、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  13 \\ \:\times  \:\:\:\: 6 \\ \hline \end{array}  }}\\ のように、

筆算の式を書いて、計算します。

 

この筆算のかけ算を、

問題 6 {\Large\frac{3}{13}}= の近くの

余白で計算します。

 

そして、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  13 \\ \:\times  \:\:\:\: 6 \\ \hline \:\:\:78\end{array}  }}\\ のように計算してから、

分子 3 を、暗算で足して、

78+3=81 として、

 {\Large\frac{3}{13}} {\Large\frac{81}{13}} と、仮分数にします。

 

さて、

この計算を、こちらがするのでしたら、

計算する前に、

計算の仕方と、

どこの余白を利用するのかを決めます。

 

決めるのは、

こちらの内面のリーダーです。

 

それから、

計算の仕方と、

余白の場所を決めたリーダーは、

こちら自身をリードして、

「ここで計算する」と決めた余白で、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  13 \\ \:\times  \:\:\:\: 6 \\ \hline \:\:\:78\end{array}  }}\\ と計算します。

 

このような余白の利用の仕方を、

つまり、

リーダーの役割を、

子どもの内面のリーダーに教えます。

 

言葉で説明すると、

とても長くなります。

 

しかも、

「あなたの内面のリーダー」や、

「そのリーダーが、

あなた自身をリードして計算している」などと、

言葉で説明しても、

子どもを迷わせるだけです。

 

ですから、

子どもと一緒に計算するつもりで、

子どもをリードします。

 

まず、

 {\Large\frac{3}{13}}= を計算する前に、

計算の仕方を、

子どもに聞きます。

 

「どうやるの?」です。

 

この子は、

計算の仕方を知っていますから、

教えてくれます。

 

 {\Large\frac{3}{13}}= の 13 と、6 と、3 を、

この順に示しながら、

「これとこれを掛けてから、これを足す」のような感じです。

 

「うん、そう」と受けてから、

 {\Large\frac{3}{13}}= の 13 と、6 を示しながら、

「これとこれのかけ算、ここ」と言って、

示した余白に、

こちらが、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  13 \\ \:\times  \:\:\:\: 6 \\ \hline \end{array}  }}\\ を書きます。

 

そして、

次の問題 8 {\Large\frac{7}{15}}= や、

 {\Large\frac{1}{17}}= を、

それぞれ示しながら、

「これ、ここで」、

「これ、ここで」と、

計算する余白を教えます。

 

このように、

子どもの内面のリーダーに、

余白の使い方を教えるだけで、

余白の計算が美しくなります。

 

余白の場所を先に決めていることで、

美しい使い方になります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -304)、(×÷  {\normalsize {α}} -077)、(分数  {\normalsize {α}} -096)