分数のたし算・ひき算・かけ算・わり算を、
計算できるようになってから、
四則混合の計算を習います。
7-(8-3)= 、
14-(10+2)= 、
2×(5+4)= 、
12÷(6-2)= 、
3+2×7= 、
5-12÷4= のような計算です。
1 つの計算式の中に、
+・-・×・÷ に、
かっこ( ) が入っています。
計算する順番は、
① かっこの中の計算、
② かけ算とわり算、
③ たし算とひき算、
④ 同じ計算順位の計算は左から、
と、これだけの規則で決めることができます。
この規則を、
指差しゲームで教えます。
7-(8-3)= 、
14-(10+2)= の計算順を、
こちらが、
子どもの人差し指を、
ピンセットでつまむように持ち、
子どもの人差し指をリードして動かします。
7-(8-3)= の
「かっこ ( ) 」の中の - 、
外の - を、
「こう、こう」と言いながら、示します。
14-(10+2)= の
「かっこ ( ) 」の中の + 、
外の - を、
「こう、こう」と言いながら、示します。
その後で、
「かっこの中が先です」と教えます。
先に、
指差しゲームで、
計算順を教えます。
「えっ、どういうことなの?」と、
子どもは、
強い疑問を感じます。
その後で、
「かっこの中の計算が先」と、
言葉で教えるから、
子どもは、
「なるほど!」となります。
指差しゲームを続けます。
2×(5+4)= の
「かっこ ( ) 」の中の + 、
外の × を、
「こう、こう」と言いながら、示します。
12÷(6-2)= の
「かっこ ( ) 」の中の - 、
外の ÷ を、
「こう、こう」と言いながら、示します。
こちらが、
子どもの人差し指を、
ピンセット持ちでつかみ、
子どもの人差し指の動きをリードしますが、
楽にリードできるようになります。
子ども自身、
かっこの中の方に、
動かそうとしているのを感じます。
指差しゲームを続けます。
3+2×7= の
右の × 、
左の + を、
「こう、こう」と言いながら、示します。
5-12÷4= の
右の ÷ 、
左の - を、
「こう、こう」と言いながら、示します。
その後で、
「かけ算とわり算は、
たし算とひき算より先です」と教えます。
このようにリードすれば、
四則混合の計算順を、
指差しゲームとして理解します。
(基本 -310)、(分数 -100)