余白の計算を、元の問題の数字と同じ大きさの数字にして、そして丁寧に書くことで、大事な計算であることを子どもに教えます。

余白の使い方を教えます。

 

 {\Large\frac{1}{17}}= は、

帯分数を仮分数に変える計算です。

余白で計算します。

 

余白の使い方を、

こちらの計算の実況中継を見せて教えます。

 

見せるのは、

余白を使う計算です。

 

実況中継の一例です。

 

 {\Large\frac{1}{17}}= を示して、

「これ、ここ」と言って、

計算する余白を示します。

 

その余白に、

こちらが無言で、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  17 \\ \:\times  \:\:\:\: 5 \\ \hline \end{array}  }}\\ のかけ算を書きます。

 

問題 5 {\Large\frac{1}{17}}= と同じ大きさの数字で、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  17 \\ \:\times  \:\:\:\: 5 \\ \hline \end{array}  }}\\ と、

丁寧に書きます。

 

こうすれば、

子どもに、

余白の計算は、

大事な計算であることが伝わります。

 

余白のかけ算  {\normalsize {  \begin{array}{rr}  17 \\ \:\times  \:\:\:\: 5 \\ \hline \end{array}  }}\\ を、

小さな雑な数字で書いて、

そしてコチョコチョと計算したら、

計算を間違えますから、

 {\Large\frac{1}{17}}= を、仮分数に、

正しく変換できません。

 

丁寧な  {\normalsize {  \begin{array}{rr}  17 \\ \:\times  \:\:\:\: 5 \\ \hline \end{array}  }}\\ を書いて、

「ごしちさんじゅうご(5×7=35)」と言ってから、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  17 \\ \:\times  \:\:\:\: 5 \\ \hline \:\:\:\:\:5\end{array}  }}\\ と、やはり丁寧に、

しかし一定の速いスピードで書いて、

続いて、

「ごいちがご(5×1=5)」、

「さん足して、はち(5+3=8)」と言ってから、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  17 \\ \:\times  \:\:\:\: 5 \\ \hline \:\:\:85\end{array}  }}\\ と書きます。

 

そして、

 {\Large\frac{1}{17}}= の = の右を示して、

「下、このまま」で、

 {\Large\frac{1}{17}} の分母 17 を示せば、

子どもは、

 {\Large\frac{1}{17}} {\Large\frac{\:}{17}} と書きます。

 

次に、

余白の計算  {\normalsize {  \begin{array}{rr}  17 \\ \:\times  \:\:\:\: 5 \\ \hline \:\:\:85\end{array}  }}\\ の答え 85 を示して、

「これ」と言ってから、

 {\Large\frac{1}{17}} {\Large\frac{\:}{17}} の分子 1 を示して、

「この 1 を足して、86」と言えば、

子どもは、

 {\Large\frac{1}{17}} {\Large\frac{86}{17}} と完成させます。

 

このようにして、

計算を大切に行う余白の使い方を、

こちらの計算を見せて、教えます。

 

別の計算問題です。

 

0.0625= は、

小数を分数に変える計算です。

余白で計算します。

 

教え方の一例です。

 

0.0625= を示して、

「これ、ここ」と言って、

計算する余白を示します。

 

その余白に、

「下、1 に、0 が 4 つ」と言って、

 {\Large\frac{\:}{10000}} と、丁寧に書いてから、

0.0625= の 625 を示して、

「上、これ」と言って、

 {\Large\frac{625}{10000}} と書きます。

 

そして、

「ここで、約分」と教えます。

 

計算を大切に行う余白の使い方を、

こちらがリードして、教えます。

 

さらに、別の計算問題です。

 

 {\Large\frac{1}{2}}+0.5= のたし算です。

分数と小数のたし算です。

 

余白を使って、

小数 0.5 を、

分数に変えます。

 

余白の使い方を教えます。

 

 {\Large\frac{1}{2}}+0.5= の 0.5 を示して、

「これ、ここ」と言って、

計算する余白を示します。

 

そして、

余白に、

「下、10、上、5」と言いながら、

 {\Large\frac{5}{10}} と、

問題  {\Large\frac{1}{2}}+0.5= と同じ大きさの数字で、

丁寧に、

一定の速いスピードで書きます。

 

そして、

「ここで、約分」と教えます。

 

このようにして、

余白の使い方を教えれば、

子どもは、

余白の計算を大事にします。

 

(基本  {\normalsize {α}} -312)、(分数  {\normalsize {α}} -101)