途中まで計算した子から、
計算を聞かれます。
1-=1-= まで計算しています。
ここまでが、
正しいかどうかと、
続きの計算を知りたいようです。
子どもと横並びに並び、
教えます。
横並びに並べば、
子どもも、
こちらも、
1-=1-= を同じ向きに見ます。
対面で向き合うと、
どちらかが、
1-=1-= を逆向きに見ます。
どちらが逆向きに見ても、
とても不自然です。
まず、
1-=1-= を計算し直します。
1 の整数部分の 1 と、
1 の整数部分の 1 を、順に示しながら、
「これ、ここ、合っている」です。
次に、
問題 1-= の 2 つの分母、
2 と、6 を示しながら、
「2 と 6 だから、下 6」と言ってから、
子どもの書いた 1-= の
2 つの分母 6 を示して、
「6、合っている」です。
続いて、
問題 1-= の 1 の分母 2 と、
1-= の 1 の分母 6 を示しながら、
「にさんがろく(2×3=6)だから」と言って、
問題 1-= の 1 の分子 1 を示して、
「3 掛けて、3」と言って、
1-= の 1 の分子 3 を示して、
「3、合っている」です。
次に、
1-=1-= の
2 つの を示しながら、
「これ、ここ、合っている」です。
このように、
子どもの計算をたどって、
1-=1-= まで、
正しい計算になっていることを、
一つ一つの計算を実況中継して、
子どもと一緒に見ます。
そして、
続く計算を、
同じような実況中継で教えます。
1-= の 3 と、5 を順に示して、
「3 から、5 引けない」、
「引けるようにすると・・」と言って、
1 を示して、
「これ、下 6、上 6にして・・」と言って、
上の余白に、
こちらが、 と書きます。
この の分子 6 と、
1 の分子 3 を順に示して、
「6 足す 3、9」、
「下 6」と言って、
1-= と、
子どもに書かせます。
続いて、
「引く(-)」と言ってから、
を示して、
「これ」です。
これで、
1-=- まで進みます。
ここまで計算が進むと、
子どもが自力でできそうですが、
速いスピードの計算も見せていますから、
こちらが、計算の実況中継を続けます。
1-=- の続きは、
「わ(=)」で、
1-=-= としてから、
9 と、5 を順に示して、
「上、9 引く 5、4」、
「下、6 のまま」です。
-= と子どもが書いたら、
を示して、
「2 で約分」、
「上、2」、
「下、3」です。
これで、
-== と計算が終わります。
横並びに並ぶことで、
子どもも、
こちらも、
1-=- を同じ向きに見て、
こちらの計算の実況中継を見せて教えれば、
短い時間で、
1-=-== と計算できます。
子どもは、
自分が計算した 1-=1-= の正しさを知り、
その続きの計算を理解できます。
(基本 -319)、(分数 -105)