や、
の筆算のひき算で、
集中が切れて、ボ~ッとしています。
この子を手伝って、
計算に戻します。
手伝うとき、
こちらと大きく違う
子どもの時間の見方を意識して、
子どもと同じような時間の見方をします。
子どもは、
「今現在」ではなくて、
常に、少し先の「近未来」を見ています。
だから、
子どもの集中が切れて、
ボ~ッとしていて、
計算していないことを指摘しません。
「どうしたの?」、
「計算していないよ」、
「できるでしょ・・」のような指摘です。
ボ~ッとして、
計算していないのは、
「今現在」です。
子どもは、
この「今現在」のボ~ッとしている自分を見ていません。
子どもが見ているのは、
少し先の「近未来」で、
計算に戻った自分です。
こちらは普通、
目の前のボ~ッとしている子を見ています。
計算に戻った「近未来」の子を、
こちらは、
「今現在」に見ないのが普通です。
でも、
子どもの計算を手伝うのですから、
子どもの時間の見方に合わせて、
いきなり、
計算だけをリードします。
つまり、
「今現在」見えている
ボ~ッとしている目の前の子にではなくて、
「今現在」見えてはいない
計算に戻った「近未来」の子に手伝います。
いきなり、
の 2 と 8 を示しながら、
「12-8、4」です。
すると子どもは、
すぐに、
と書きます。
こちらは、
リードを続けます。
5 を示して、
「1 減って、4」、
「4-3、1」です。
自分でも計算している子は、
すぐに、
と書きます。
こちらが、
計算している「近未来」の子だけを見て、
ボ~ッとしている目の前の「今現在」の子を、
少しも見ていなければ、
この 1 問で、
子どもは計算している「近未来」の自分に重なります。
そして、
次の問題 を計算し始めます。
さて、
とても難しいことです。
が、
ボ~ッとしている目の前の子を見ません。
少し先の「近未来」の計算している子は、
目の前の子を見ても、
どこにも見えませんが、
心の中に想像すれば見ることができます。
(基本 -321)、(+- -206)