2021年01月16日(土)~2021年01月22日(金)のダイジェスト。

21年01月16日(土)

 

連立方程式を解く前に、

「何を消すの?」と、

「どうするの?」と、

自問する習慣を子どもが持ったとき、

「形」を見ています。

 

例えば、

連立方程式 {\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}7x+2y=12\\5x+2y=8\end{array}\right.\end{eqnarray}} でしたら、

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}7〇+2〇=〇\\5〇+2〇=〇\end{array}\right.\end{eqnarray}} のような「形」です。

 

 

21年01月17日(日)

 

さまざまな計算の奥に、

子どもは、

何らかの「形」を見ています。

 

例えば、

筆算のたし算  {\normalsize { \begin{array}{rr} 345 \\ +\: 987 \\ \hline \end{array} }} \\ の奥に、

数字が消えて見えない

何かの「形」  {\normalsize { \begin{array}{rr}〇〇〇\\ +\:〇〇〇\\ \hline \end{array} }} \\ です。

 

すると、

計算以外の生活や人生の奥にも、

何らかの「形」を見るような子もいます。

 

生活や人生の奥に、

見える何らかの「形」が、

いわゆる3幕構成の物語です。

 

 

21年01月18日(月)

 

通分してから足す分数のたし算を、

初めて習うとき、

ひどく混乱するのが普通です。

 

例えば、

 {\Large\frac{1}{8}} {\Large\frac{1}{4}}= の計算は、

 {\Large\frac{〇}{8}} {\Large\frac{〇}{4}}= 、

 {\Large\frac{1}{8}} {\Large\frac{〇}{〇}}= 、

 {\Large\frac{〇}{〇}} {\Large\frac{1}{4}} {\Large\frac{〇}{〇}}+ 、

 {\Large\frac{1}{8}} {\Large\frac{1}{4}} {\Large\frac{1}{〇}} {\Large\frac{2}{〇}}= と、

計算で見る「形」を変える難しさがあるからです。

 

混乱したら、

「起こることが起こった」のですから、

抜け出るまで、

抜け出る手助けだけをします。

 

 

21年01月19日(火)

 

間違えた計算は、

訂正するプロセスで学びます。

 

効果的な学びになる訂正の仕方を、

実況中継を見せる教え方で、

伝授します。

 

 

21年01月20日(水)

 

6+9= を見たら、

答え 15 を、

自動的に浮かべる力をつかむたし算の練習を、

子どもの内面を育てることと同時に行います。

 

自分のできることをしてしまう主体性や、

「算数のたし算を練習する」と、

練習する前に決めてしまうような

少しだけ未来の自分をイメージすることや、

大事なことを先にしてしまう優先順位のような

子どもの内面の育ちです。

 

 

21年01月21日(木)

 

「今」の自分が、

「近未来」の自分に育つ

時間の流れの真逆の向きに、

「近未来」の自分が、

「今」の自分を見ることができます。

 

 

21年01月22日(金)

 

計算の仕方の勘違い  {\normalsize {  \begin{array}{rr}  \:\:203 \\ \:\times  \:\:\:\:\:\:\:\: 4 \\ \hline902\end{array}  }}\\ を、

間違えている答えを、

消さずに残したまま計算し直す教え方で、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  \:\:203 \\ \:\times  \:\:\:\:\:\:\:\: 4 \\ \hline812\end{array}  }}\\ と正して、

計算の仕方を正します。