5+1=、8+2=、4+3=、6+4= のようなたし算を、
数えて答えを出すことから、
算数の計算の練習を始めます。
5+1= でしたら、
5 の次の 6 が答えです。
8+2= でしたら、
8 の次の 9 から、
+2 の 2 回、
9、10 と数えて、
答え 10 を出します。
4+3= でしたら、
4 の次の 5 から、
+3 の 3 回、
5、6、7 と数えて、
答え 7 を出します。
6+4= でしたら、
6 の次の 7 から、
+4 の 4 回、
7、8、9、10 と数えて、
答え 10 を出します。
子どもが自力で計算できるのは、
子どもの計算をリードするリーダーが、
子どもの内面に育っているからです。
「もう一人の自分」や、
「心の声」や、
「内心」なども、
子どもの内面のリーダーのことです。
子どもの内面に、
計算をリードできるリーダーが育っていなければ、
子どもは自力で計算できません。
先生や、親に、
計算の仕方を聞いて、
教えてもらわないと、
計算できません。
つまり、
計算の仕方を教えてもらって、
自力で計算できるようになることと、
子どもの内面のリーダーが、
計算をリードできるようになることは、
同じことです。
子どもの内面のリーダーと共に、
子どもは、5~6 年かけて、
算数の計算のレベルを、
たし算・ひき算・かけ算・わり算と高めて、
分数の四則混合を計算できるように育ちます。
例えば、
6÷2+1
÷2= のような四則混合の計算順を、
先に決めてから、
1 番目の計算 6÷2= 、
2 番目の計算 1÷2 、
3 番目の計算、つまり、
1 番目の計算の答え 2 と、
2 番目の計算の答え を、
足す計算 2+
= を計算します。
このような計算を子どもが自力でできるのは、
計算をリードできるリーダーが、
子どもの内面に育っているからです。
そして、
中学数学の計算に進み、
マイナスの数、
-5 や、
- のような数の計算を練習します。
3-7= や、
5×(-2)= のような計算から練習します。
とても驚くことに、
マイナスの数のたし算・ひき算、
かけ算・わり算を練習してから、
四則混合を練習するまで、
数カ月の
とても速いスピードで進みます。
( -1
)-(-
+1
)= や、
( -1
)÷
= や、
-0.16×(-1 )+
÷(-1
)= が 、
マイナスの数の四則混合です。
このようなマイナスの数の四則混合を、
マイナスの数のたし算・ひき算を知ってから、
数カ月後に習います。
小学校の算数の計算で、
5~6 年かけて、育ったことと比べると、
数カ月は、
とても短い期間です。
ここに、
一つの経験則があります。
マイナスの数の計算を習い始めて、
数カ月の短期間で、
マイナスの数の四則混合を習うスピードに、
付いていくことができる子は、
小学校の算数の分数の四則混合、
6÷2+1
÷2= のような計算を、
一定のスピードで
確実にできるような力を持っている子です。
だから、
小学校の算数の分数の四則混合を
確実に計算できる力が、
中学数学の基礎なのです。
小学校の算数の分数の四則混合を、
子どもの内面のリーダーが、
一定のスピードでリードできるまで育っていれば、
中学数学のマイナスの数の四則混合を、
短期間で、
一定のスピードでリードできるように、
育つことが可能です。
(基本 -364)、(+-
-233)、(分数
-128)