このような筆算のたし算:100問を、
解き終える粘りを育てようとしている子です。
「どのような計算力なのか?」を、
探りながら、
こちらの計算を見せるリードをします。
以下は、
リードの一例です。
の 7 と 3 を示しながら、
「7+3=10」と早口で計算して、
子どもが何をするのかを待ちます。
この子は、すぐに、
と書きます。
このような様子から、
「1 を繰り上がり数として覚えたようだ」と、
推測できます。
続いて、
の 2 と 3 を示しながら、
「2+3=5」と早口で計算して、
子どもが何をするのかを待ちます。
この子は、すぐに、
と書きます。
繰り上がり数 1 を足して、
6 にしていますから、
1 を繰り上がり数として覚えていて、
そして、確実に足す力があります。
しかも、
こちらの早口の計算、
「7+3=10」や、
「2+3=5」に素早く反応できますから、
7+3= や、2+3= の答えが、
問題を見たら、見ただけで、
瞬時に、10 や、5 と出るようです。
次の問題 は、
この子の高い計算力に合わせて、
こちらの計算を見せるリードを、
減らします。
の 5 から 6 の向きを、
ペン先で示して、
すぐにボソッと「じゅういち(11)」です。
5+6= の答え、
11 だけをいきなり言うリードです。
これだけのリードに対して、
子どもはすぐに、
と書きます。
続いて、
の 5 から 2 の向きを、
ペン先で示して、
すぐにボソッと、
「しち(7)」、「はち(8)」です。
「しち(7)」は、5+2=7 です。
繰り上がり数 1 を足して、「はち(8)」です。
このリードに対して、
子どもはすぐに、
と書きます。
この子の素早い計算から、
2+3=、7+3=、5+2=、5+6=、7+1=、
5+9=、4+2=、6+8=、1+8=、5+8=、
2+7=、8+3=、4+5=、7+6=、9+6=、
4+8=、・・・・・ のような 25 問を、
20秒くらいで計算できるようです。
このように、
こちらの計算を見せるリードを通して、
この子の計算力を評価します。
そして、
これだけの計算をできる子に合わせて、
こちらの計算の見せ方を決めます。
の 5 から 9 の向きを、
ペン先で示して、
すぐにボソッと「じゅうし(14)」です。
子どもが、 と書いたらすぐ、
7 から 1 の向きを、
ペン先で示して、
すぐにボソッと、
「はち(8)」、「く(9)」です。
子どもが、 と書いたらすぐ、
次の問題 を、
同じようにリードします。
このようにリードして、
5~10 問、
子どもと協力して計算して、
子どもに、計算のリズムを伝えます。
計算のリズムを持たせて、
たし算:100問を、
解き終える粘りを育てます。
(基本 -415)、(+-
-259)