+
×
×
= や、
2÷1
×
+
×3
= のような
分数の四則混合です。
計算する前の子に、
「順番?」と問います。
聞かれることを待ち構えていた子は、
前もってリハーサルしていたように、
瞬時に応答してくれます。
+
×
×
= でしたら、
×
×
の 2 つの × を囲むように、
指先で楕円を描き、
続いて、
左の + を指し示します。
一瞬の戸惑いもなく、
瞬時に、無言で、
計算順を、
このように、指先で示してくれます。
2÷1
×
+
×3
= でしたら、
2÷1
×
の ÷ と × を囲むように、
指先で楕円を描き、
続いて、
右の × を示し、
中ほどの + の順です。
少しも戸惑いを感じさせません。
この子は、
計算順を先に決めてから、
その後で計算する習慣を、
既に持っていて、
確実にそうできます。
この子のように育てるために、
分数の四則混合を計算する前に、
先に計算順を決める習慣が育つまで、
計算する前に、
「順番?」と問い続けます。
先に計算順を決める習慣が育つまで、
数カ月もかかりません。
子どもの個人差がありますが、
1~2週間くらいです。
この手間をかければ、
どの子も必ず、
この子のように、
そうすることが当たり前のように、
計算順を先に決めるようになります。
もちろん、
四則混合の計算式は、
簡単なものから、
かなり複雑なものまであります。
+
×
×
= や、
2÷1
×
+
×3
= のように、
それまでと違ったタイプの四則混合を、
新しく計算するするときには、
計算する前に、
「順番?」と聞きます。
四則混合の 1 つの式の中でも、
×
×
や、
2÷1
×
のような
3 つの分数のかけ算・わり算を、
1 度に計算してほしいのでです。
例えば、
×
×
を、
×
=
×
=
としてから、
この答え を使って、
×
=
×
=
とすれば、
2 回の計算です。
1 度ではありません。
そうではなくて、
1 度で、
×
×
=
×
×
=
と、
計算させたいから、
「順番?」と聞くことから、
始めています。
(基本 -417)、(分数
-161)