たし算・ひき算・かけ算(九九)・わり算の答えが、自動的に出る感覚があります。これだけではなくて、分数の約分の約数や、たし算の共通分母が、自動的に出る感覚もあります。

算数や数学の計算で、

問題を見たら、

答えのような何かが、

自動的に浮かぶ感覚があります。

 

7+8= を見たら、

答え 15 が浮かぶのは、

たし算の感覚の働きです。

 

7+8= を見るだけです。

それで、答え 15 が出ます。

 

このたし算の感覚を持つために、

たし算を繰り返し練習します。

 

例えば、

6+8=、4+6=、9+5=、7+5=、8+8=、

4+8=、6+5=、7+9=、8+5=、4+4=、

このようなたし算 100 問を、

5 分以下で計算する練習です。

 

計算の仕方は、

6+8= の 6 の次の 7 から、

+8 の 8 回、

7、8、9、10、11、12、13、14 と数えます。

 

毎日、

たし算 100 問を、

5 分以下で計算する練習を続ければ、

個人差が大きいのですが、

数カ月で、

たし算の感覚が入るでしょう。

 

 

11-4= を見たら、

答え 7 が浮かぶのは、

ひき算の感覚です。

 

11-4= を見るだけです。

それで、答え 7 が出ます。

 

このひき算の感覚を持つために、

ひき算を繰り返し練習します。

 

7-4=、11-3=、16-9=、12-7=、

13-5=、14-6=、8-3=、11-8=、

15-8=、14-5=、

このようなひき算 100 問を、

5 分以下で計算する練習です。

 

計算の仕方は、

7-4= の 4 に何かを足して、

7 にする何かを探します。

4 に、3 を足せば、7 です。

 

毎日、

ひき算 100 問を、

5 分以下で計算する練習を続ければ、

個人差が大きいのですが、

1~2 カ月で、

ひき算の感覚が入るでしょう。

 

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  64 \\ \:\times  \:\:\: 7 \\ \hline \end{array}  }}\\ の 7 と 4 を見たら、

答え 28 が、

7 と 6 を見たら、

答え 42 が浮かぶのは、

かけ算(九九)の感覚です。

 

このかけ算(九九)の感覚を持つために、

かけ算(九九)を繰り返し練習します。

 

九九の 1 つの段を、

6 秒以下で言えるようになれば、

とてもおかしな話しですが、

九九の音が消えて、

九九(かけ算)の感覚が入ります。

 

 

18÷2= を見たら、

答え 9 が浮かぶのは、

わり算の感覚です。

 

18÷2= を見るだけです。

それで、答え 9 が出ます。

 

このわり算の感覚を持つために、

わり算を繰り返し練習します。

 

18÷2=、21÷3=、25÷5=、24÷6=、

32÷8=、35÷7=、36÷4=、15÷3=、

14÷2=、28÷4=、72÷9=、30÷5=、

このようなわり算 100 問を、

5 分以下で計算する練習です。

 

計算の仕方は、

18÷2= の 18 を見たまま、

2 の段の九九を、

下から(にいちがに)唱えて、

九九の答えが 18 になる 2×9=18 の

9 です。

 

毎日、

わり算 100 問を、

5 分以下で計算する練習を続ければ、

個人差が大きいのですが、

1 カ月もかからないで、

わり算の感覚が入るでしょう。

 

 

さらに、

分数の約分の約数が浮かぶ感覚や、

分数のたし算の共通分母が浮かぶ感覚もあります。

 

 {\Large\frac{36}{48}}= を見たら、約数 12 が、

 {\Large\frac{36}{54}}= を見たら、約数 18 が、

 {\Large\frac{42}{56}}= を見たら、約数 14 が、

自動的に浮かぶのが、約分の感覚です。

 

 {\Large\frac{36}{48}}= を、

約分した答え  {\Large\frac{3}{4}} を出す感覚ではありません。

 

約数 12 が、

 {\Large\frac{36}{48}}= を見たら浮かびますから、

分子 36 を、12 で割り、3 を、

分母 48 を、12 で割り、4 を計算して、

 {\Large\frac{3}{4}} と約分できます。

 

あるいは、

 {\Large\frac{5}{12}} {\Large\frac{3}{16}}= を見たら、

共通分母 48 が浮かぶのが、

共通分母の感覚です。

 

分数の約分の約数が浮かぶ感覚や、

たし算の共通分母が浮かぶ感覚は、

分数の約分や、

分数のたし算を、

短期間練習しさえすれば、

子どもに入ります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -421)、(+-  {\normalsize {α}} -262)、

(×÷  {\normalsize {α}} -094)、(分数  {\normalsize {α}} -161)