7+6= のたし算の答えを出す前提になる力を、子どもが持てば、3歳児であっても計算できます。同じように、連立方程式を解く前提になる力を、子どもが持てば、小学生であっても解くことができます。

このブログで紹介していることは、

出し方リードです。

 

7+6= のたし算でしたら、

答え 13 の出し方リードです。

 

7+6= の

① 7 を見て、「しち」と黙読して、

② 6 を見て、6 回数えると理解して、

③ 7 の次から、

8、9、10、11、12、13 と、6 回数えて、

答え 13 を出して、

④ 7+6=13 と書きます。

 

このような答えの出し方を、

出し方リードで教えます。

 

とても面白いことですが、

習う子どもの年齢に制限がありません。

 

7+6= の

一部分 7 や、6 だけを見ることができて、

数字 7 を、「しち」と読むことができて、

6 を、数える回数と理解することができて、

7 の次から、

8、9、10、11、12、13 と数えることができて、

数字 13 を、

7+6= の = の右に、

7+6=13 と書くことができれば、

その子が、2歳児であるとしても、

3歳児であるとしても、

答えを出すことができます。

 

7+6= の出し方リードの教え方は、

こちらの計算の実況中継を見せるだけです。

 

7 を見ること、

「しち」と読むこと、

6 を見ること、

8、9、10、11、12、13 と数えることを、

実況中継して見せます。

 

仮に、その子が、

2歳児や、3歳児であれば、

こちらの計算の実況中継を

真剣になって、

ジッと見てくれます。

 

何かの動作を、

見てまねする学び方が得意だからです。

 

もちろん、

7+6= の計算の仕方を、

言葉で説明して、

理解させようとする教え方を選ぶと、

2歳児や、3歳児には、

難しすぎて、

学ぶことができないでしょう。

 

数字を読む力や書く力、

1、2、3、4、5、・・と順に唱える力、

これらの力を持っていれば、

2歳児や、3歳児であるとしても、

7+6=13 と計算することができます。

 

こちらの計算の実況中継を見せる

出し方リードの教え方を選ぶから、

可能です。

 

 

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x+7y=-6\\3x+2y=1\end{array}\right.\end{eqnarray}}連立方程式でしたら、

解(x,y)=(1,-1)の求め方のリードです。

 

子どもと協力して、

こちらの出し方リードで、

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x+7y=-6\\3x+2y=1\end{array}\right.\end{eqnarray}} を解きます。

 

やはり、

こちらの計算の実況中継を見せる教え方です。

 

子どもが参加する部分が、

7+6= のたし算よりも増えています。

 

7+6= のたし算でしたら、

7 を、「しち」と黙読することや、

6 を見て、

心の中で、

8、9、10、11、12、13 と数えることに、

子どもは参加しています。

 

これに比べると、

連立方程式を解くときは、

もっと多くのことに、

子どもは参加します。

 

心の中で行う計算も、

書くことも増えます。

 

その骨子は、

次のような内容と順です。

 

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x+7y=-6・・・①\\3x+2y=1・・・②\end{array}\right.\end{eqnarray}} のように

式に番号を付けます。

 

こちらは、

「 ① を、3 倍して、② を引き、x を消す」と、

先に決めている解き方を、

言葉で伝えます。

 

計算の仕方を、

説明しているのではありません。

 

解く前に、

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x+7y=-6\\3x+2y=1\end{array}\right.\end{eqnarray}} を見て、

「上の式を 3 倍して、下の式を引き、

x を消す」と先に決めているので、

このように、先に決めていることを、

解くことの実況中継ですから、

言葉で伝えて、

子どもが理解できるようにします。

 

こちらの実況中継を聞いている子は、

「そうか、解き方を決めているのか・・」でしょう。

 

そして、

「 ①×3」を書かせてから、

3x+21y=-18 です。

 

この式を書くのは、

子どもです。

 

こちらは、

出し方リードで、

式 ① を 3 倍する計算を手伝います。

 

この式に、

3x+21y=-18・・・③ と、

番号 ③ を付けさせます。

 

そして、

「 ③-② 」と書かせて、

19y=-19 です。

 

「19で割る」で、

y=-1 です。

 

ここも、

出し方リードで、

計算を手伝います。

 

「 ① に代入する」と書かせて、

x-7=-6

x=1 です。

 

このような出し方リードで、

方程式 {\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x+7y=-6\\3x+2y=1\end{array}\right.\end{eqnarray}} を解きます。

 

3(x+7y)=3x+21y のような

式の 3 倍や、

(3x+21y)-(3x+2y)=19y のような

式のひき算や、

19y=-19 、y=-1 や、

x-7=-6 、x=1 のような

未知数が 1 つの 1 元 1 次方程式を

計算する力があれば、

小学生でも、

連立方程式を解くことができます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -457)、(+-  {\normalsize {α}} -275)、(分数  {\normalsize {α}} -186)