2021年05月15日(土)~2021年05月21日(金)のダイジェスト。

21年05月15日(土)

 

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}y=3x+5\\y=7x-3\end{array}\right.\end{eqnarray}} のような連立方程式は、

式の形を見分けることが易しくて、

解く前に、

解き方を決めることが易しい計算です。

 

解く前の子に、

「どうする?」と聞いても、

子どもは解き方を答えてくれます。

 

例えば、

「上から、下を引く」や、

「上を、下に代入」のような答えです。

 

 

21年05月16日(日)

 

連立方程式の計算の仕方だけを、

こちらの計算を、

できるだけ忠実に伝えるように教えます。

 

子どもを参加させて、

少し伝えては、

そこまでを書かせて・・のような教え方です。

 

 

21年05月17日(月)

 

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}7x+2y=12\\5x+2y=8\end{array}\right.\end{eqnarray}} は、加減法レシピで、

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}y=x+3\\x+y=1\end{array}\right.\end{eqnarray}} は、代入法レシピで、

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}y=3x+5\\y=7x-3\end{array}\right.\end{eqnarray}} は、等置法レシピで解くことができます。

 

料理のレシピが違えば、料理法が違うように、

方程式の解き方のレシピが違えば、

解き方が違います。

 

 

21年05月18日(火)

 

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x+7y=-6\\3x+2y=1\end{array}\right.\end{eqnarray}} を解く前に、

「どうする?」と聞かれて、

「上を 3 倍して、下を引き、

x を消す」と決めて、

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x+7y=-6・・・①\\3x+2y=1・・・②\end{array}\right.\end{eqnarray}} と、

番号 ① と、② を式に付けて、

「 ①×3」と書いて、

「 ③-② 」と書いて、

「 ① に代入する」と書いて、

解いていくことで、

加減法レシピの全体像をつかむようになります。

 

 

21年05月19日(水)

 

7+6= のたし算の

答えを出す前提になる力を、

子どもが持てば、

3歳児であっても計算できます。

 

前提になる力は、

7+6= の

一部分 7 や、6 だけを見ることができて、

数字 7 を、「しち」と読むことができて、

6 を、数える回数と理解することができて、

7 の次から、

8、9、10、11、12、13 と数えることができて、

数字 13 を、

7+6= の = の右に、

7+6=13 と書くことです。

 

同じように、

連立方程式 {\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x+7y=-6\\3x+2y=1\end{array}\right.\end{eqnarray}} を解く

前提になる力を、

子どもが持てば、

小学生であっても解くことができます。

 

前提になる力は

3(x+7y)=3x+21y のような

式の 3 倍や、

(3x+21y)-(3x+2y)=19y のような

式のひき算や、

19y=-19 、y=-1 や、

x-7=-6 、x=1 のような

未知数が 1 つの 1 元 1 次方程式を

計算する力です。

 

 

21年05月20日(木)

 

計算は、

2 つの数を、

1 つの数(答え)に変えます。

 

分数のたし算  {\Large\frac{1}{14}} {\Large\frac{5}{28}}= は、

共通分母を探すこと(14 と 28 は 28)や、

通分すること(14 と 1 から、1 を 2)や、

分子同士を足すこと(2+5=7)のような

さまざまな計算の組み合わせです。

 

だから、

分数計算の一部分の 2 つの数を

順に見ていくことで、

頭の中だけで、

計算することができます。

 

 

21年05月21日(金)

 

13+8= を、

3+8=11 と、

11+10=21 の 2 段階で計算する方法を、

子どもに教えます。

 

こちらの計算の実況中継を見せれば、

子どもは、

計算の仕方をつかみます。

 

例えば、

13+8= の

13 の 1 を隠して、

「じゅういち(11)」です。

 

隠していた 1 を見せてから、

「にじゅういち(21)」です。