2021年06月19日(土)~2021年06月25日(金)のダイジェスト。

21年06月19日(土)

 

解く前に解き方を決める習慣を、

連立方程式で育てることが、

お勧めです。

 

シンプルな 2 つの質問、

「何、消す?」と、

「どのように?」で、

育てることができます。

 

例えば、

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x+2y-z=12\\2x+y-4z=8\\4x-y+3z=26\end{array}\right.\end{eqnarray}} のような連立方程式です。

 

「何、消す?」と誰かに聞かれても、

自分が自分に聞いても、

式を見て、

x と、y と、z に付いている数(係数)を、

上から順に、見比べて、

「 y 」を答えにします。

 

「どのように?」に対しても、

「2 番目の式と、

3 番目の式を、そのまま足すこと」と、

「3 番目の式を 2 倍して、

1 番目の式と足すこと」を答えにします。

 

 

21年06月20日(日)

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 2000 \\ - 1768 \\ \hline \end{array} }} \\ の筆算のひき算に、

「どこか間違えているような・・」と、

不安を感じている子から、

白紙のままで、

「分からない」と聞かれます。

 

「何か書いてごらん!」と誘って、

答えを書かせてしまいます。

 

すると、

計算の仕方のずれがハッキリしますから、

そこを教えて、

「どこか間違えているような・・」を正します。

 

 

21年06月21日(月)

 

45×20= と、

50×48= の計算の仕方を教えます。

 

その後で、

75×80= を計算させます。

 

すると、この子は、

計算する前に、

「どっちと同じ?」と聞きます。

 

とてもいい聞き方です。

 

 

21年06月22日(火)

 

8+5= を計算して、

答え 13 を出す「出し方」を、

実況中継を見せて教えます。

 

実況中継の見せ方を、

その細部まで説明しています。

 

 

21年06月23日(水)

 

正負の数の四則混合の計算で、

計算順を決めるルールを教えることと、

計算する前に、

「計算順は?」と聞くことで、

「計算する前に、計算順を決める」習慣を

持たせることができます。

 

そして、

計算順に迷って、

決められない子に、

こちらが計算順を見せれば、

計算順を瞬時に決める力を、

つかませることができます。

 

例えば、

 {\Large\frac{1}{3}} (-{\Large\frac{1}{2}})^{2}÷(- {\Large\frac{3}{8}} )+(- {\Large\frac{3}{5}} )×(-1 {\Large\frac{2}{3}} ) です。

 

こちらが、

 (-{\Large\frac{1}{2}})^{2}÷(- {\Large\frac{3}{8}} ) の ÷ 、

② (- {\Large\frac{3}{5}} )×(-1 {\Large\frac{2}{3}} ) の × 、

③ 2 {\Large\frac{1}{3}}-(- {\Large\frac{1}{2}} の左の - 、

④ - {\Large\frac{3}{8}} )+(- {\Large\frac{3}{5}} の + を、

指で、3 秒くらいで示すだけの教え方です。

 

3 秒くらいの

短い時間ですから、

こちらが見せる計算順を、

子どもは真剣に見て、

計算順をつかみます。

 

 

21年06月24日(木)

 

思い付かない因数分解

 {a^{2}-b^{2}-ac+bc= } を、

子どもから聞かれたら、

自分が解こうとして、

式を見ます。

 

すると、

瞬時に、

 {a^{2}-b^{2} } 」と、

 {-ac+bc= } 」に分けると気付いて、

因数分解の仕方を思い付きます。

 

だから、

聞いた子に、すぐに、

式の見方を、

 {a^{2}-b^{2}|-ac+bc= } のように、

縦の短い線を無言で引くことで、

伝えることができます。

 

 

21年06月25日(金)

 

筆算のたし算の繰り上がりの有無は、

少しの違いです。

 

大筋は、

同じような筆算のたし算ですから、

似た計算です。

 

子どもが、

少しの違いの繰り上がりの有無に

焦点を合わせると、

混乱します。