+
= の計算は、
分数 +
= の計算に似ています。
+
= のように通分して、
分母を同じ 6 にそろえてから、
分子の 3 と 2 を足して、
の答えを出します。
同じように計算します。
+
= を通分します。
の分母と分子に、
x-7 を掛けます。
=
です。
の分母と分子に、
x+7 を掛けます。
=
です。
これで、通分できて、
+
=
+
= です。
分子( x-7)と、( x+7)を足して、
( x-7)+( x+7)=2x ですから、
+
=
+
=
と計算できます。
同じような計算で、
+
=
+
=
です。
このような
分数のたし算に似ている
計算の流れで計算できる子が、
-
+
-
= を計算します。
少し複雑です。
「できる」と、
自分の計算する力を信じている子や、
「できるといいなぁ・・」と、
やや不安な子とさまざまですが、
これは心の中でのことです。
もちろん、
計算力に自信を持つ子に
育てたいのですが、
自分に自信を持つことを教えることは、
とても難しくて、時間の掛かることです。
この育て方は、
とても長い話になりますので、
ここでは、
計算の仕方だけに話を限ります。
自分の計算力に自信があっても、
やや不安であっても、
計算する自分自身を、
自分がリードするリードの仕方は同じです。
まず、
「どうやるの?」と、自分に聞きます。
計算する前です。
そして式を見ると、
+
と、
--
の 2 つに分けて、
それぞれを別々に計算することを思い付きます。
子どもが気付いていないようであれば、
-
+
-
= の
と、
を示して、
「これとこれ」、
- と、-
を示して、
「これとこれ」と、
こちらから子どもに教えれば、
子どもは、「なるほど・・」となります。
この子は、
自分で思い付く子です。
だから、
自分が決めたように、
計算します。
-
+
-
=
+
-
-
=
+
-(
+
)=
-
です。
ここでまた、
「どうやるの?」と、自分に聞きます。
すると、
分子 2x は、
どちらにもあるので、
これを別にして、
後から付けるようにして、
通分して、
計算することにします。
先に、計算の仕方を決めてから、
自分が決めたように計算します。
-
から、
分子 2x を別にすれば、
-
です。
このまま通分すると、
分母が、( x+7)( x-7)( x-1)( x+1) と、
とても長くなりますから、
またここで、
「どうやるの?」と自分に聞いて、
( x+7)( x-7)=x2-49 や、
( x-1)( x+1)=x2-1 を利用すれば、
分母の式が短くなることを思い付きます。
この思い付きで計算すると、
-
=
-
= です。
通分して、
-
=
-
= です。
分子は、
ひき算になることに注意して、
=48 ですから、
-
=
-
=
です。
2x を後から付けることを思い出して、
かけ算で付けますから、
が、答えです。
このように、
何回も立ち止まり、
計算する前に、
「どうするの?」と自分に聞いて、
式を見て、思い付きを得て、
そして、
計算を続けます。
参考までに、
このように、
「どうするの?」と自分に聞きながら、
計算している子は、
小5 です。
答えを出すことだけに絞り込んで、
しかも、
「どうするの?」が習慣になるように育てれば、
このような計算をできるようになります。
(基本 -583)、(分数
-246)