3000-1384= を、筆算に書けば計算できる子に、このまま計算する方法を教えます。教える前に、教え方の脚本を、筆算の計算を材料にして用意します。

3000-1384= の計算の仕方を教えます。

 

わざとらしいことですが、

こちらが、教えます。

子どもは、習います。

 

これは、

登場人物が二人の芝居です。

 

こちらは、教える役です。

子どもは、習う役です。

 

このような見方ができます。

 

 

さて、

この二人の芝居の脚本を、

こちらの部分だけ、

教える前に(演じる前に)、

できるだけ詳しく用意します。

 

そして、

用意した脚本を、

頭の中のイメージの世界で、

子どもに教えてリハーサルします。

 

それから、

現実世界で、

子どもに教えます(演じます)。

 

 

このように考えて、

脚本を用意します。

 

大筋、

次のようになります。

 

3000-1384= を筆算に書いて、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\:3000\\ - 1384\\ \hline \end{array} }} \\ とすれば、

自力で計算できる子に、

筆算に書かないで計算する方法を教えます。

 

ですから、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\:3000\\ - 1384\\ \hline \end{array} }} \\ の計算の仕方を材料にして、

3000-1384= の計算の仕方を

子どもに教える脚本を書きます。

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\:3000\\ - 1384\\ \hline \end{array} }} \\ の最初の計算は、

一の位の 0 と 4 を、

上から下に見て、

「0-4= 、できない」、

「10-4=6」と計算して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:3000\\ -\:1384\\ \hline \:\:\:\:\:\:6\end{array} }} \\ と書きます。

 

この計算を材料にして、

3000-1384= を計算するのですから、

3000 の一の位の 0 から、

1384 の一の位の 4 を、

左から右に見て、

「0-4= 、できない」、

「10-4=6」と計算して、

3000-1384=   6 と書きます。

 

 

子どもに教えるための脚本には、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\:3000\\ - 1384\\ \hline \end{array} }} \\ を、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:3000\\ -\:1384\\ \hline \:\:\:\:\:\:6\end{array} }} \\ にする計算は不要です。

 

脚本の原稿を練るために、

材料として、

こちらが利用しているだけです。

 

つまり、

脚本は、

3000-1384= を、

3000-1384=   6 にする計算だけです。

 

 

続く計算は、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:3000\\ -\:1384\\ \hline \:\:\:\:\:\:6\end{array} }} \\ の十の位の 0 を見て、

「1 減って、9」、

真下の 8 を見て、

「9-8=1」と計算して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:3000\\ -\:1384\\ \hline \:\:\:\:16\end{array} }} \\ と書きます。

 

これを材料にして、

3000-1384=   6 を

子どもに教える脚本の

続きの原稿を用意します。

 

3000-1384=   6 の

十の位の 0 を見て、

「1 減って、9」、

右の方の 8 を見て、

「9-8=1」と計算して、

3000-1384=  16 と書きます。

 

 

この次の計算は、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:3000\\ -\:1384\\ \hline \:\:\:\:16\end{array} }} \\ の百の位の 0 を見て、

「1 減って、9」、

真下の 3 を見て、

「9-3=6」と計算して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:3000\\ -\:1384\\ \hline\:\:616\end{array} }} \\ と書きます。

 

これを材料にして、

3000-1384=  16 の

続きの原稿を書きます。

 

3000-1384=  16 の

百の位の 0 を見て、

「1 減って、9」、

右の方の 3 を見て、

「9-3=6」と計算して、

3000-1384= 616 と書きます。

 

 

この次の計算は、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:3000\\ -\:1384\\ \hline\:\:616\end{array} }} \\ の千の位の 3 を見て、

「1 減って、2」、

真下の 1 を見て、

「2-1=1」と計算して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:3000\\ -\:1384\\ \hline1616\end{array} }} \\  と書きます。

 

これを材料にして、

3000-1384= 616 の

続きの原稿を書きます。

 

3000-1384= 616 の

千の位の 3 を見て、

「1 減って、2」、

右の方の 1 を見て、

「2-1=1」と計算して、

3000-1384=1616 と書きます。

 

これで、

子どもに教える脚本が完成します。

 

頭の中のイメージの世界で、

子どもに教えるリハーサルをしてから、

本番に臨みます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -603)、(+-  {\normalsize {α}} -337)