四則混合の計算で、計算する前に、計算順を決めて、それぞれの計算の流れをイメージするようにすれば、必ず、式を詳しく見るようになります。

 {\Large\frac{1}{4}}÷ {\Large\frac{1}{8}}× {\Large\frac{1}{6}}= を、

四則混合の作法で、

計算する前に式を見てから計算させます。

 

計算する前に、計算順を決めて、

それぞれの計算の流れをイメージして、

それから計算する・・ような作法です。

 

こちらがリードして、

四則混合の作法で、

計算する前に式を見て計算させれば、

確実に四則混合の作法を体験できます。

 

 

計算する前に、

式をよく見てほしいのですが、

実は、

「式をよく見る」では、

とても曖昧です。

 

子どもにしてほしいことが、

ハッキリとしていません。

 

だから、

「式を、どのように見てほしいと思っている?」と、

こちらの心の中を探ります。

 

 

その一つが、

「計算する前に、計算順を決める程度に」です。

 

計算順を、

計算する前に決めようとしたら、

確かに、

式をよく見ます。

 

でも実は、

かっこと、計算の記号だけを見れば、

計算順を決められるのですから、

「計算順を決める程度に」でしたら、

式の一部分しか見ません。

 

 {\Large\frac{1}{4}}÷ {\Large\frac{1}{8}}× {\Large\frac{1}{6}}= でしたら、

分数  {\Large\frac{1}{4}} や、 {\Large\frac{1}{8}} や、 {\Large\frac{1}{6}} は、

計算順を決める邪魔です。

 

÷ と、× だけを見れば、

計算順を決めることができます。

 

計算順を決めると、

 {\Large\frac{1}{4}}÷ {\Large\frac{1}{8}}× {\Large\frac{1}{6}}= の普通の計算順は、

① わり算(÷)、

② かけ算(×)です。

 

 

だから、

「どのように見てほしい?」のもう一つの答え、

「それぞれの計算の流れをイメージする」です。

 

 {\Large\frac{1}{4}}÷ {\Large\frac{1}{8}}× {\Large\frac{1}{6}}= の 1番目の計算、

わり算(÷)は、

 {\Large\frac{1}{4}}÷ {\Large\frac{1}{8}} ですから、

分数のわり算の計算は、

÷ の右の分数の上下を入れ替えて、

÷ を、× に書き換えて、

途中で約分できれば、約分して・・のように

計算する前に、

計算の流れをイメージします。

 

確かに、

ここまですれば、

式の見方が、相当に違います。

 

 

 {\Large\frac{1}{4}}÷ {\Large\frac{1}{8}}× {\Large\frac{1}{6}}= を計算する前に、

計算順を決めて、

それぞれの計算の流れをイメージすれば、

四則混合の計算として、

式の見方は十分です。

 

ここまで式を見たら、

自分で決めたように計算します。

 

 

さて、

計算するときに、

式を見れば、

それで十分ではないのか・・は、

できそうで、できないことです。

 

計算し始めたら、

ウッカリミスのような計算ミスが出ないように、

計算そのものに集中すべきだろうからです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -612)、(分数  {\normalsize {α}} -259)