÷
×
= を、
四則混合の作法で、
計算する前に式を見てから計算させます。
計算する前に、計算順を決めて、
それぞれの計算の流れをイメージして、
それから計算する・・ような作法です。
こちらがリードして、
四則混合の作法で、
計算する前に式を見て計算させれば、
確実に四則混合の作法を体験できます。
計算する前に、
式をよく見てほしいのですが、
実は、
「式をよく見る」では、
とても曖昧です。
子どもにしてほしいことが、
ハッキリとしていません。
だから、
「式を、どのように見てほしいと思っている?」と、
こちらの心の中を探ります。
その一つが、
「計算する前に、計算順を決める程度に」です。
計算順を、
計算する前に決めようとしたら、
確かに、
式をよく見ます。
でも実は、
かっこと、計算の記号だけを見れば、
計算順を決められるのですから、
「計算順を決める程度に」でしたら、
式の一部分しか見ません。
÷
×
= でしたら、
分数 や、
や、
は、
計算順を決める邪魔です。
÷ と、× だけを見れば、
計算順を決めることができます。
計算順を決めると、
÷
×
= の普通の計算順は、
① わり算(÷)、
② かけ算(×)です。
だから、
「どのように見てほしい?」のもう一つの答え、
「それぞれの計算の流れをイメージする」です。
÷
×
= の 1番目の計算、
わり算(÷)は、
÷
ですから、
分数のわり算の計算は、
÷ の右の分数の上下を入れ替えて、
÷ を、× に書き換えて、
途中で約分できれば、約分して・・のように
計算する前に、
計算の流れをイメージします。
確かに、
ここまですれば、
式の見方が、相当に違います。
÷
×
= を計算する前に、
計算順を決めて、
それぞれの計算の流れをイメージすれば、
四則混合の計算として、
式の見方は十分です。
ここまで式を見たら、
自分で決めたように計算します。
さて、
計算するときに、
式を見れば、
それで十分ではないのか・・は、
できそうで、できないことです。
計算し始めたら、
ウッカリミスのような計算ミスが出ないように、
計算そのものに集中すべきだろうからです。
(基本 -612)、(分数
-259)