集中が切れて、ボ~ッとしている・・ではなく、答えを書いていくスピードが少し遅いと評価します。そして、答えを書いていくスピードが、少し速くなるような手伝いと、ハッキリと意識してリードします。

計算問題の答えを書いていくスピードを見ます。

 

計算のスピードと、

間違えられやすいのですが、

少し違います。

 

答えを書いていくスピードですから、

計算のスピードも含まれます。

 

でも、

次の問題に移るスピードは、

答えを書いていくスピードに含まれますが、

計算のスピードに含まれません。

 

このように、

答えを書いていくスピードと、

計算のスピードは、

少し違います。

 

 

さて、

{\normalsize{\begin{array}{rr}38\\ \:\times\:\:\:2\\ \hline \end{array}}}\\

{\normalsize{\begin{array}{rr}57\\ \:\times\:\:\:3\\ \hline \end{array}}}\\

{\normalsize{\begin{array}{rr}29\\ \:\times\:\:\:4\\ \hline \end{array}}}\\ のような筆算のかけ算を、

50問、計算している子です。

 

集中が切れて、

計算から離れて、

ボ~ッとしています。

 

このような状態のこの子の

お勧めの見方は、

「答えを出していない」です。

 

「計算していない」ではありません。

 

あるいは、

かなり普通ではありませんが、

「答えを書いていくスピードがとても遅い」です。

 

つまり、

集中が切れて、

ボ~ッとしているのではなくて、

次の問題の

答えを書いていくスピードがとても遅いのです。

 

集中が切れて、

ボ~ッとする前までは、

一定のスピードで、

答えを書いていたのでしたら、

答えを書いていくスピードが、

スラスラのように見えるときや、

止まっているように見えるときのように、

とても不安定なのです。

 

 

このように、

「答えを書いていくスピード」を見れば、

答えを書いていくスピードを、

もう少し速くなるように手伝う・・と、

こちらがこの子に手伝う内容を、

ハッキリとさせることができます。

 

集中が切れて、

ボ~ッとしている・・と見れば、

自然に、

ネガティブな見方になります。

 

答えを書いていくスピードが遅い・・と見れば、

ポジティブな見方につながりやすくて、

答えを出していない問題を、

いきなり手伝うことができます。

 

 

以下は、

答えを書いていくスピードを、

もう少し速くする・・手伝い方の実例です。

 

{\normalsize{\begin{array}{rr}38\\ \:\times\:\:\:2\\ \hline \end{array}}}\\ の 2 と 8 を順に示しながら、

「2×8=16」、

2 の真下を示して、

「6」、

「指、1」です。

 

手伝われている子どもが、

{\normalsize{\begin{array}{rr}38\\\:\times\:\:\:2\\ \hline \:\:\:6\end{array}}}\\ と書いて、

指を 1本伸ばしたら、

答えを出し始めています。

 

次に、

2 と 3 を順に示しながら、

「2×3=6」、

子どもが指に取っている 1 を触って、

「1 増えて、7」、

3 の真下を示して、

「7」です。

 

手伝われている子どもが、

{\normalsize{\begin{array}{rr}38\\\:\times\:\:\:\:2\\ \hline \:\:\:76\end{array}}}\\ と書いたら、

この 1問の答えを書き終わります。

 

続いて、

すぐ次の問題 {\normalsize{\begin{array}{rr}57\\ \:\times\:\:\:3\\ \hline \end{array}}}\\ に移って、

同じようなリードで、

「3×7=21」、

「1」、

「指、2」とすれば、

子どもは、{\normalsize{\begin{array}{rr}57\\\:\times\:\:\:3\\ \hline \:\:\:1\end{array}}}\\ と書きます。

 

続きも同じようなリードで、

「3×5=15」、

「2 増えて、17」、

「17」とすれば、

{\normalsize{\begin{array}{rr}57\\ \times  \:\:\:3\\\hline171\end{array}}}\\ と書き終わります。

 

1問目の答え {\normalsize{\begin{array}{rr}38\\\:\times\:\:\:\:2\\ \hline \:\:\:76\end{array}}}\\ を、

書き終わってから、

2問目の答え {\normalsize{\begin{array}{rr}57\\ \times  \:\:\:3\\\hline171\end{array}}}\\ を、

書き終わるまでの時間が、

答えを書いていくスピードです。

 

次の問題 {\normalsize{\begin{array}{rr}29\\ \:\times\:\:\:4\\ \hline \end{array}}}\\ にすぐ移り、

答え {\normalsize{\begin{array}{rr}29\\ \times  \:\:\:4\\\hline116\end{array}}}\\ を、

書き終わるまでの時間が、

答えを書いていくスピードです。

 

このように、

答えを書いていくスピードを、

もう少し速くする・・と、

ハッキリと意識して手伝い、

3問リードして、

突然に終えます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -620)、(×÷  {\normalsize {α}} -128)