= と計算する子です。
間違えています。
「×(バツ)」が付きます。
文字の指数乗 = と、
数の指数乗 = の規則は、
とても似ていますから、
混同するのが普通です。
例えば、
= の指数(右肩の数)は、
2×3=6 と計算します。
= です。
(y2)3= を、かけ算の式にすれば、
××= です。
この式から、
指数は、2 が、3回ですから、
2×3=6 となります。
一方で、
= は、
2×2×2=8 と計算します。
=8 です。
計算の仕方が大きく違います。
指数は、2×3=6 です。
数の 3乗は、2×2×2=8 です。
キチンと区別できるようになるまで、
混同するのが普通です。
さて、
この子の計算 = は、
文字 x や、y の指数(右肩の数)は、
正しい計算です。
数 の 2乗を、
としています。
この = が、間違いです。
自力で直そうとしています。
が、難しいようです。
この子の主体性の率先力を尊重すれば、
気長に見守るべきです。
でも、
一定の短い時間で、
直してしまうことも重要です。
一定の短い時間で、
正しい答えを出すことで、
次の同じような型の問題を、
正しく計算できるようになるからです。
ですから、
この子が、
主体性の率先力を発揮して、
何とか自力で直そうとしていることは、
よく分かりましたから、
突然に割って入り、
正しい答えを出す手伝いをします。
「×?」とだけ聞きます。
突然に、割って入って、
ボソッとした口調で、
「×?」とだけ言いますから、
子どもの面白いところですが、
こちらの言った計算を、
素直に受け取り、
と答えてくれます。
まだ、
指数(右肩の数)の計算と、
数の累乗の計算に、
混同が残っています。
こちらは、
「2?」とだけ、
また、聞きます。
これでこの子は、
「あっ、!」です。
(基本 -640)、(分数 -268)