= は、
文字式のかけ算・わり算です。
かけ算とわり算だけでしたら、
左から順に計算するルールです。
すると、
= の計算順は、
左のわり算 が先です。
次に、
わり算 の答えに、
のかけ算です。
ですが、
この子は、
最初「」は、上(分子)、
÷ の右「」は、下(分母)、
× の右「」は、上(分子)と習っています。
そして、
「どうして?」が曖昧なままに、
でも、
分かりやすいやり方ですから、
このシンプルなルールで計算します。
すると、
== と、
分数の形に書き換えることができます。
こうなれば、
上(分子)の a と、
下(分母)の a を、
1つずつ約分すれば、
上(分子)に、9個残りますから、
= と計算できます。
これだけの計算です。
この子が、
このルールに慣れているとして、
こちらが、
「どうする?」と聞けば、
この子は、
= の
「」を示して、「上」、
「」を示して、「下」、
「」を示して、「上」と、
変形の仕方を教えてくれます。
計算する前に聞くことで、
この子自身が、
「どうする?」を自力で使える子に、
育てようとしています。
つまり、
計算する前に、
自分自身に、「どうする?」と聞いて、
変形の仕方を決めるために、
= の形を見て、
「最初が上、次が下、次が上」と決めてから、
== と、
変形する子に育ってほしいからです。
(基本 -662)、分数 -277)