指数の計算で、同じ間違いを 2度目です。計算の順番のミスですから、1回のミスで、正しい計算をつかんでほしい内容です。依存の甘えです。主体性の自己責任を育てます。

依存の甘えが強く残る子に、

主体性の自己責任を育てます。

 

 {a^{4}}÷a^{2}×a^{7}= や、

 {a^{4}}÷a^{7}×a^{3}= を、

かけ算から計算してしまう子です。

 

 {a^{4}}÷a^{2}×a^{7}= を、

左のわり算を先、

右のかけ算を後とすれば、

 {\Large\frac{{a^{4}}×{a^{7}}}{{a^{2}}}}= の分数に書き換えることができて、

a^{9} と計算できます。

 

 

 {a^{4}}÷a^{2}×a^{7}= の計算の順番を無視して、

この子の計算し易いかけ算から、

 {a^{4}}÷a^{9}= と計算してから、

 {\Large\frac{{a^{4}}}{{a^{9}}}} {\Large\frac{1}{{a^{5}}}} と間違えます。

 

答えは間違えていますが、

 {a^{4}}÷a^{9}= の ÷ の右の a^{9} を、

 {\Large\frac{{a^{4}}}{{a^{9}}}}= のように分母に書けるのですから、

計算自体は正しくできています。

 

計算の順番を間違えているだけです。

 

 

しかも、

前回のとき、

同じ間違えをした子です。

 

依存の甘えが強くて、

主体性の自己責任が弱いから、

同じ間違いをしてしまいます。

 

 {a^{4}}÷a^{2}×a^{7}= の

計算の順番を間違えたのですから、

主体性の自己責任が少し育っていれば、

1回のミスで覚えるはずです。

 

以下の実例のように、

この子に教えます。

 

「÷ は、下って、この前、教えた!」と、

この子に、

突き放すように言います。

 

すると、

すぐに、

「あっ!」と、気付きます。

 

言われたから、

教えられたから気付くことができても、

依存の甘えですから、

この子の主体性の自己責任を育てないと、

学びが限られます。

 

 

ですが、

この子自身、

依存も主体性も見えませんから、

自分が、

依存の甘えになっていると、

まったく気が付いていません。

 

「÷ は、下って、この前、教えた!」と、

突き放すことで、

「あっ!」となり、

ボンヤリとですが、

自分の甘えを感じるようです。

 

これだけで、

この子は、

 {a^{4}}÷a^{2}×a^{7} {a^{4}}÷a^{9} {\Large\frac{{a^{4}}}{{a^{9}}}} {\Large\frac{1}{{a^{5}}}} を消して、

 {a^{4}}÷a^{2}×a^{7} {\Large\frac{{a^{4}}×{a^{7}}}{{a^{2}}}}a^{9} のように

解き直します。

 

そして同時に、

依存の甘えが少し弱くなり、

主体性の自己責任が少し育ちます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -668)、(分数  {\normalsize {α}} -279)